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03月12日-03号

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  1. 綾町議会 2020-03-12
    03月12日-03号


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    最終取得日: 2021-09-18
    令和 2年第1回定例会( 3月)令和2年第1回(3月)綾町議会(定例会)会議録令和2年3月12日再開       令和2年第1回綾町議会(定例会)が令和2年3月12日午前9時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    |松   本   俊   二  |6    |日   髙   憲   治  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|2    |青   木       實  |7    |児   玉       信  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|3    |山   田   由 美 子  |8    |松   浦   光   宏  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|4    |池   田   和   昭  |9    |日   高   幸   一  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|5    |兒   玉   千   歳  |10   |橋   本   由   里  |└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  |兒   玉   良   次  |書 記  |藤   島   裕   輔  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長       | 籾 田    学  |副町長      | 増 田  俊 男  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長      │ 日 高  和 典  │総務税政課長   │ 蓮 子  浩 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|企画財政課長   │ 竹 下  琢 郎  │福祉保健課長   │ 森 園  由美子  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|農林振興課長   | 戸 髙  知 也  |産業観光課長   │ 松 下  栄一郎  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|町民生活課長   | 小 村  久美子  |建設課長     │ 中 原  修 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|教育総務課長   | 吉 鶴  慶 久  │社会教育課長   │ 高 松  俊 秀  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ユネスコエコパーク│           │         │           ││推進室長     │ 入 田  賢 一  │会計管理者    │ 野 村    修  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     │ 福 留  清 人  │         │           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和2年第1回(3月)綾町議会(定例会)議事日程令和2年3月12日再開        開    議   日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松浦    │                                  ││1.新年度予算について│①新年度予算編成にあたり、町長が重点を置かれたのは何か伺う。    ││           │②新規事業の「観光まちづくり専門家招へい事業」、新たな町づくりの推進││           │ を図るため、町観光協会の組織体制構築など外部専門家を招へいして、協││           │ 議、検討をすると聞いているが、今後、観光協会、活性化協会をどのよう││           │ にしていくのか。町長に伺う。                   ││           │③各課の人員について十分でないと聞いている。事業の再編や新規事業等に││           │ よって、大きく変わる担当部署については、それに見合った人員の配置が││           │ 必要になってくるのではないか思われる。町長の考えを伺う。     ││           │                                  ││2.ふるさと納税につい│①ふるさと納税の目的化、クラウドファンディング化(教育、少子化対策、││  て        │ 農業など)、ふるさと納税の使用目的をはっきりさせる必要があるのでは││           │ ないか。町長の考えを伺う。                    ││           │②具体的なPR戦略は何か伺う。                   ││           │                                  ││3.農、商、工業、産業│農、商、工業、産業活性化協会における人手不足対策について、町長の考え││  活性化協会における│を伺う。                              ││  人手不足対策につい│                                  ││  て        │                                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 橋本    │                                  ││1.新型コロナウイルス│①国からの情報提供と指導                      ││  感染症について  │②綾町民への対応と町の対策(町民が今困っていること、不安に思っている││           │ こと)                              ││           │                                  ││2.新年度予算    │①新年度予算の特徴とこれまでの制度の変更(補助額や補助対象など要綱や││           │ 規則で変更できるものを主に)。                  ││           │②住民の暮らしと福祉を守る自治体の役割をどう具体化したのか。    ││           │                                  ││3.公立・公的病院の再│①町長の考え                            ││  編統合      │②綾町民への影響                          ││           │                                  ││4.会計年度任用職員制│①現在の非正規職員数98人と会計年度任用職員募集数の違いと根拠。  ││  度        │②フルタイム・パートの人数とその根拠。               ││           │③正規職員と住民への影響。                     ││           │④国の財政支援。                          ││           │                                  ││5.綾町の国民健康保険│①資格者証や短期保険証の交付についての見解。            ││  制度・介護保険制度│②保険税軽減の考えと手立て。                    ││  に対する見解   │③高すぎる介護保険料について。                   ││           │                                  ││6.総合基金制度   │①各部会への説明会で出た意見と回答。最終結論の見通し。       ││           │②当時の町長・運営委員への責任を求めることについて。        ││           │③横領分を町費で負担するとした発言。                ││           │                                  ││7.宮崎県との協議から│①神下交差点の改良                         ││           │②田の平・綾線の拡幅工事                      ││           │③古城墓地の移転                          │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 兒玉    │                                  ││1.新年度事業計画につ│①人口減少対策について                       ││  いて       │ 若者定住増のためには生活環境、子育て環境の整備が必要不可欠と思われ││           │ るが、伺いたい。                         ││           │②地域おこし協力隊について                     ││           │ 現在は2名から1名になり、「あやえき」を立ち上げて、ユネスコ エコ││           │ パークセンターの管理運営をしている。新年度の予算縮小のため苦慮して││           │ いる。何故か伺いたい。                      ││           │③綾町活性化に繋がる各種団体の参加者減少について          ││           │ 公民館加入や奉仕作業、伝統芸能の参加など、町内の要である高年者クラ││           │ ブ、壮年会、婦人会の加入者減少対策はあるか、伺いたい。      ││           │                                  ││2.綾町情報システムの│綾町情報システムを立ち上げて、町内外に発信できないか。すべての情報を││  立ち上げはできない│入力して、趣味、レジャー、商談、防災、生活、教育に利用して、観光客増││  か        │や定住に繋げられないか、伺いたい。                 ││           │                                  ││3.65歳以上の一人暮│①増え続ける孤独死を防ぐために、共助の考えが必要と思うが、一年を通し││  らしの生活環境整備│ て安心して生活ができる見廻り体制また災害時の対応手順等も明確にすべ││  について     │ きではないかと思うが、伺いたい。                 ││           │②年齢に関らず、足・腰の弱った高齢者に安心して、自宅で生活が営まれる││           │ ためにも、不慮の事故によって要介護者にならないためにも、高齢者の自││           │ 宅の改修・改造の支援が必要と思われるが、対策は取れないか、伺いた ││           │ い。                               │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 山田    │                                  ││1.使用されなくなった│①北俣保育所                            ││  公共施設の再活用に│②綾川荘手前ゴーカート跡地と管理棟                 ││  ついて      │③川中キャンプ場と管理棟                      ││           │                                  ││2.水道管の老朽化につ│①これまで綾では、水道管はどのような材質を使ってきたのか。     ││  いて       │②地方公営企業法施行規則により、水道管の法定耐用年数は40年とある。││           │ 40年以上の水道管はあるのか。                  ││           │③水道管の配置図はあるのか。                    ││           │                                  ││3.医療体制について │①入院施設がないが、この状況は続くのか。              ││           │②新型コロナウイルスの対策マニュアルなどは準備されているのか。   │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分) ○議長(日高幸一君) おはようございます。本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段の御協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 なお、発言につきましては簡潔にまとめられ、また綾町議会会議規則及び申し合わせ事項を守っていただきますよう御協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(日高幸一君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ、質問者の順序を申し上げます。1番、松浦議員、2番、橋本議員、3番、兒玉千歳議員、4番、山田議員、以上の順序で行います。 関連質問のある方は、1問ごとに随時挙手しての関連質問を許可します。 松浦議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) おはようございます。議長、質問の際なんですけれども、マスクを外させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(日高幸一君) はい、結構です。 ◆議員(松浦光宏君) それでは、早速、質問のほうに入らせていただきます。 1番目の質問といたしまして、新年度予算についてです。 新年度予算について、3つ質問させていただいておりますが、1つ目の新年度予算編成に当たり、町長が重点を置かれたのは何か、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 松浦議員の御質問にお答えします。 令和2年度の予算策定に当たり、最初、じっくり考えました。今年度の予算がどういうふうな意味合い、位置づけになるのか、単に令和2年度だけで済むのかと、じっくりと考えまして、御存じのとおり、財政的に非常に厳しいような状況です。 そんな中で、この2年度というのは、単年度で綾の財政ががらっと変わってくるものじゃないと、そういう意味では、ホップ・ステップ・ジャンプ、この3段階で綾町の財政はしっかり根本から見直していかなきゃいけないというふうに考えました。 就任してから、そのことを常に考えてきたんですけれども、そういう意味合いで、令和2年度はホップ・ステップ・ジャンプのステップ、そして令和3年度はいよいよここから真剣にやっていかないといけないと、令和3年度につないでいくための予算ということで令和2年度のほうを考えて、編成に当たりました。 その中には、当然、今までやってきて、もう十分役割を果たしてきたような事業、あるいは無駄の多いような事業、いろいろ考えましたけれども、そういうものを削減して、でもやっぱり今後必要となってくるような事業に関してはしっかりと予算を組んでいくと。 もちろん、その中には町民の意見というものをしっかり考えて、そういう考えで予算を策定しております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 再質問ありませんか。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 本会議の中の同僚議員の質疑の回答の中にでも、来年度というか新年度、4月から7月までに新たな次年度の予算について考えていくようなことをおっしゃいましたけれども、具体的に次年度に向けて、今回行った施策が新年度予算で組まれた中で、次年度に向けてステップという段階だよというのはどういった事業になるのかを教えてください。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) やや細部に入っていくわけなんですけれども、まず本3月の定例会議、予算議会でもありますけれども、それに当たりまして、所信、施政方針を述べさせていただきました。 その中にも触れておりますけれども、令和3年度からは財政調整基金、あるいはふるさと綾サポート基金、こちらのほうもかなり少なくなってきていますので、それに頼らないような予算編成にしなければいけないと。そういう中でも、新年度はいきなりそういうふうにはなかなかいきません。そういう意味で、1億8,500万円の財政調整基金を取り崩し、1億7,700万円のふるさと綾サポート基金を繰り入れて、何とか編成できているわけです。 ですから、これを令和3年度にはできるだけ、できれば全く依存しないような形でできるような形に持っていくためのステップの段階にあるのではないかなというふうに考えております。 具体的には、その中でも、昨年まで実施してきましたマラソンとか、あるいはユネスコエコパーク推進室、ここに地域おこし協力隊とかで入ってきておりましたけれども、そこの「あやえき」の委託費の部分とか、こういうところは削減しております。 また一方、年初、年の初めに町民に対して私の考えを述べさせてもらいましたけれども、人口減に対してしっかり取り組んでいかないといけないと。綾からどんどん出ていって、宮崎市や、あるいは東京、大阪というふうに、都会のほうに移住していくんじゃなくして、できれば綾にとどまっていただきたい、あるいは綾に住んでいただきたいという意味も込めて、住みたいまち、若者も、そして高齢者も住みたいまちというふうに思ってもらえるような、そういう施策も必要だなというふうに考えましたので、100円バスの導入、そして高校生の通学支援と、こういった分野には苦しい中でもしっかり予算を割いております。 主に、財政再建をにらみながらですけれども、綾町が抱えている問題、これに対してはしっかり必要なところには予算を割くという考えで、令和2年度の予算を編成しております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今回、さまざまな新規事業等も出てきております。今、委員会のほうでも、総務、文教、審議中ではありますけれども、想定外のことも今現在起こっていることだと思っております。けさのニュースとかでも、WHO、今回のコロナウイルスに対してもパンデミックだということもおっしゃっておりました。 予算の中には、観光、教育等が抱えておりますスポーツ施設、そういった施設の予算も組まれておりますけれども、前年度よりも大きくというか、前年度よりも多い予算編成もされております。恐らく、そのとおりにはならないのではないかなと思っております。 予想外のこともあり、大変厳しい予算状況になるとは思いますけれども、そういった中で、次年度に向けて、ジャンプに向けて、財政再建に向けたことをやるということで、副町長のほうから質疑のときに、こういった形でという内容も出ておりました。町長、副町長が財政再建に向けて、ここがポイントだよというのをあれば、教えていただきたいなと思います。
    ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 令和2年度に、令和3年度を見据えて2年度の予算を編成したんですけれども、いざ2年度と考えたときに、経常収支比率、これが高いんですよ。ということは、財政が硬直化していると。予算を立てる段階で確実に出ていく費用、これはもちろん人件費もありますし、物件費等ありますけれども、投資的なところに回そうと思っても、予算編成した段階で必然的に95%は出ていく、正直、人件費、施設の維持費等もろもろございます。ここのところを見直していかないと、決して財政はよくなっていかない。財政調整基金を取り崩さないと、年度の予算が組めないということがはっきりわかりました。 ですから、そこに対しては、令和3年度にはしっかり大胆な厳しいような予算を立てないといけないかもしれませんけれども、それに向かって、次年度は特にこれから半年間ぐらいはそのことを十分解析・分析して、令和2年度の上半期中には令和3年度の大体の方針が見えるような、そしてそれに関して周知徹底して、十分理解してもらえるような、そういうふうな方策を周知して、そういうふうな方向性を見せていき、そして令和3年度の予算のほうを承認していただかないといけないというふうに考えておりますので、これから半年間かけてしっかり見ていって、無駄なところは切ると、必要なところはしっかり残してという形になってくるかと思います。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 副町長の答弁がありますか。副町長。 ◎副町長(増田俊男君) 具体的ということでございますけれども、考えているところ、職員の人員配置、機構改革も多分必要になってくると思っています。それと、適正な人員配置、今の95人という定数がありますので、その中で多分事務改善の委員会を立ち上げなければいけないと思っているんですよね。 その中で、課によってどれだけの人員が必要であるか、それに伴って会計年度任用職員についても、本当に今のままでいいのかというのも十分検討しなきゃいけないと思っています。 それと、活性化協会、今のままでいいのか、7つの組織がありますけれども、一つ一つ見ていったときに、今のままでは絶対にいけないというのはわかっています。それをどうするのかということが出てきます。それの検討も必要だと思っています。 それと、農業支援センター、約4,000万円近くのお金が町から出ていっています。それがそのままでいいのか、本当の農業支援センターとしての役割というんですか、それが発揮できているかどうか、それを農業支援センターとしても努力してもらわなきゃいけないと思っています。 それと、全ての補助金の費用対効果についても、検討していかなければならないと思っています。それについては、各課の中で十分検討して、本当に必要な部分は残さなきゃいけませんけれども、費用対効果で、この事業についてはもう役目が終わっているんじゃないかなとか、そういうものがあります。 それについても、厳しく町民に対してはこういうことをカットしますよと、今までどおりではいけませんよというようなことが出てくると思います。これについては聖域をなくして、全てゼロから見直すということが必要になってくると思っています。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 職員の人員配置、活性化協会等の話も、副町長とは議員として4年ちょっとでありましたけど一緒にさせていく中で、いろんな話をさせていただきました。その思いが変わっていらっしゃらないということを確認できて、よかったと思います。 それと、職員の人員配置については、3番目でまた質問が入っていますので、そのときにお伺いしたいと思います。 活性化協会、一つ一つ見ていったときにということで、今回もコロナウイルスのこともあり、補正も上がっておりますけれども、休館とかにもなりましたので、さらなる補正も必要なのかなとも考えておりますけれども、具体的に宿泊施設等、今抱えている活性化協会の問題については、町長のお考えとしてどのように考えていらっしゃるか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問の内容ですけれども、今、コロナウイルス関係で客足が、ほとんどお客さんが来ていないような状況なんですけど、それに対する回答なのか、それとも宿泊施設に関する将来、先に向けての考え方なのか、どちらのほうの御質問なんですかね。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) どちらもお答えいただければよろしいかと、最初に今のコロナウイルスに対して減っているときの対応と、今後どのようにしていこうというお考えがあるのか。もしかしたら、次の質問につながることなのかもわかりませんけれども、よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 今、担当している産業観光課のほうにも調べさせているんですけれども、予約が今現在、4月以降にまだキャンセルになっていないものが幾つかありますけれども、ほとんどのほうがキャンセルで、今、てるはの森の宿も綾川荘のほうもゼロというような状況です。 この中で、あす夕方ですけれども、議会が終わった後に活性化協会の全支配人を呼んでおります。今、正直お客さんが来ていない時期なんですけれども、この間をどういうふうにするのかということも含めて、しっかり話をしたいと思います。 逆に、この時期、ピンチをチャンスに変えるじゃないですけど、逆に冷静になって、今までのところを分析して、ウイルス問題が落ちついた後、どうやって呼び込むかということを冷静に考える時期でもあるのかなと。 もちろん施設のメンテナンス等も含めて、逆にこの時期はウイルスがおさまった後のことも考えて、しっかりとした対応をしてまいりたいということを話すつもりでおります。短期的にはそういうことと。 将来的には、確かに慢性化して、活性化協会の特に宿泊関係の施設というのは赤字を出しているわけなんですけれども、これを今後どうしていくか。 1つは、指定管理業者との契約が令和2年度で終わります。ちょうどあと1年です。そのタイミングを見て、今後も活性化協会が引き続いてやっていくのか、あるいは別な指定管理業者が入ってくるのか、あるいはまた民間のほうが入ってくるのかと、そういうふうな選択肢も出てくると思います。 そちらを含めて、これから半年間、しっかり検討していって、町民の皆様の理解がいただけるような形で、これらの宿泊施設をどうするのかというのは、大体半年ぐらいのこれからの間で方向性を示していって、町民の皆さんに伺いたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 次の質問に移りたいと思います。 2番目に、新規事業、観光まちづくり専門家招へい事業、新たなまちづくりの推進を図るため、町観光協会の組織体制構築など、外部専門家を招聘して協議・検討すると聞いておりますが、今後、観光協会、活性化協会をどのようにしていくのか、町長に伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えいたします。 新規事業の観光まちづくり専門家招へい事業、こちらを通して、今後、観光協会、活性化協会をどのようにしていくかということを考えていかないといけないと思います。 私は、町長に就任して、いろいろな業務を行う中で、今現在あります観光協会のあり方について、今のまま、ただの名前だけの組織ではよくないと、観光協会こそ綾町のよさ、情報を発信し、もっともっと綾町を売り込むことによって、綾町への入り込み客をふやすべきであると強く感じているところであります。 昨年7月に開催された観光協会の理事会・総会でそのような話をした上で、来年度の総会までに観光協会のあり方を大きく見直し、新たな組織体制を構築したいと、役員についてもこれまでの2年任期を1年任期に改正し、組織体制の見直しについて協議・検討を行ってきたところです。 そのような中で、いろいろな方々から、将来のためのアドバイスをいただいております。しかし、綾町がエコパークに登録されてから、綾町のまちづくりに長い間アドバイスをいただいている方に、エコパークの登録がやがて10年経過しますけれども、何も変わっていないんじゃないかと、自然と共生できるまちづくりを進めていくのであれば、いま一歩、町民の再認識を図って、エコパークの町に多くの方々に来ていただけるような、そんな持続可能なまちづくりをといった意見をいただいております。幾度となく、意見交換をさせていただいているところでございます。 そのような経緯で、エコパークを生かした綾町の将来を見据えたまちづくりを推進するために、観光協会の組織体制の構築など、観光を取り入れた持続可能な地域づくりに向けて、協議・検討する事業を新たに設けさせていただくところでございます。 この事業は、総務省の外部専門家招へい事業を活用して行う予定でありまして、財源は特別交付税100%の財政措置をいただく予定にしております。 ただ単に観光協会をどうするかということではなく、今の綾町の現状を幅広く把握いただいた上で、どのような組織がいいのか、どこを拠点にしたらいいのか、自立できる組織にするにはどうしたらいいのかなど、いろいろな観点から可能性を探っていただく予定でありまして、その一環として町の産業観光施設の管理運営方法についての現状も分析していただき、どのような運営方法がよいのかもあわせて検討していきたいと考えているところであります。 新富町には、民間の力を活用した地域商社、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構、略称、こゆ財団というものがございます。こちらでは、世界一チャレンジしやすい町というビジョンで、地域経済の創出に取り組んでおられます。 綾町でも、エコパークを生かしたユニークな事業、そして雇用を創出していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、町長からの回答をいただきました。 こゆ財団は、1,000円ライチを特産品としてから売り出しているところだと思いますけれども、今の町長の答弁されたことを踏まえて、担当の産業観光課の課長として、こういった内容についてどのようにお考えをしているのかをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 松浦議員さんの質問にお答えいたします。 先ほど町長の説明の中にもありましたように、現在、観光協会は産業観光課の中に事務局が置いてあります。年1回の総会をするだけでありまして、観光協会の大きな業務であります町の情報発信だったり魅力発信につきましても、職員が片手間でやっている関係で十分でないと感じていますし、観光協会主催の花火大会や春に行いますポニー競馬につきましても、ほとんどの業務を行政主導で行っているのが現状であります。 さらに、役場内の各課、それから各種団体におきましても、それぞれが工夫しながら取り組んでいただいてはいますが、その活動がいま一つまちづくりにつながっていないんじゃないかとも感じているところであります。 綾町には、ほかの市町村に負けないぐらいの多くの素材がそろっていると思っていますが、その素材を生かし切っていないんじゃないかというふうに感じています。そのようなことから、それぞれをうまくコーディネートしながら、エコパークを生かしたまちづくりにつながるような、そのような組織をつくりたいと考えているところであります。 そのためには、今回お願いする方を中心に、役場内部や各種団体など、さらには組織の運営方法なども含めて、町全体のことを幅広く把握いただいた上で、問題点や課題などを整理し、将来を見据えてどのような組織がよいのか、自立できる組織を目指して、十分検討・協議を重ねていきたいというふうに考えているところであります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今回、招聘されようとしている方がどなたなのか、ある程度、誰というのが決まっていらっしゃれば、お教えください。 また、その方がいらっしゃると思うんですけれども、どういったことをされていて、どういった経歴があるというのがわかれば、教えてください。 また、こゆ財団のことも、1,000円ライチなんですけれども、今現在、こゆ財団をつくるに当たって、どういった検討があって、どういった趣旨でそういうのをやられて、今現在どのような成果を上げているのか、もしわかればお教えください。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) まず、今回お願いをしようとしている方でございますが、先ほど町長の説明の中にもありましたように、エコパーク登録時から本町のまちづくりにアドバイスをいただいておりまして、エコパーク専門委員会の委員として、長年、綾町に携わっていただいています中島淳氏という方をお願いをすることで、今、話を進めさせていただいています。 この方は香川県にお住まいで、株式会社リクルートの勤務を経て、観光振興や定住促進、それから地域ブランディングなどといったコンサルティング会社を立ち上げられ、現在に至っていらっしゃいます。 現在は、総務省の地域力創造アドバイザーであったり、内閣府の地域活性化伝道師として認定されておられまして、2017年に新富町で設立されました、先ほど町長が説明しましたようなこゆ財団の当初の立ち上げや、全国各地、特に地方の集落活性化や観光振興などに幅広く携わっておられるようでございます。 それから、こゆ財団につきましてでございます。 新富町も、県内多くの市町村同様、役場内に観光協会が事務局を設置していた自治体の1つでありました。そのような中、町民や職員が財政難や少子高齢化を迎える将来を不安に感じ、稼げるまちづくり、自立したまちづくりを目的に、観光協会を一旦解体し、民間の力を活用して設立した団体で、現在は特産品販売であったり、起業家育成、さらにはふるさと納税の運営委託までも事業を行う地域商社で、地域経済の創出に取り組まれている団体であるというふうに思っているところであります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 中島淳さん、エコパークのときからかかわっていらっしゃったということなんですけれども、最初の町長の答弁の中でおっしゃられたように、今、エコパークに関しても、もちろんまず10年経過するに当たって、成果が目に見えて町民がわかるかといったら、確かにわからない部分がたくさんあると思います。 そこに至っての町長の回答の中の再認識を図ってという部分であると思うんですけれども、まさにエコパークの町に今から多くの人に来ていただいて、またエコパークというブランドを生かしながら、これから綾が今後来る、今まさに直面している財政難に向かって、どのように再建していくかというのは大変大事なことでもありますし、また観光まちづくり専門家招へい事業で、今後、観光協会を変えていくという形ではありますけれども、その中に、私たちは委員会を通じて、各課長たちともいろいろな話をさせていただいています。課長たちも、それぞれ部署に関してさまざまに思いがありまして、いろんなプランを考えられております。 ぜひ、課長たちの意見をみんなで共有し合って、それが実現できるような体制づくりをしていただきたいなと思いますし、多分1つの課ではなかなかできないことがあると思うんですよね。例えば、エコパーク推進室だけで考えていらっしゃっても、なかなかそれが実現に至らない。 その内容を実現させるためには、例えば農業の分野で、新富町もやられたように、1,000円ライチという形でブランドをつくっておりますけれども、綾は綾で何かそういうブランドとして売り出せるものもあると思いますので、それに関しましては、今の農林振興課長、戸髙課長のほうでもいろんないいアイデアをお持ちだと思っております。 また、今、答弁していただいた松下課長のほうでも、観光とエコパークを結びつけるという面ではすごくいいアイデアをお持ちだと思います。さらに、今回の委員会の中でも、入田エコパーク推進室長ともお話しさせていただきましたけれども、未来を見据えたエコパークのあり方についても十分考えていらっしゃると思います。 課長たちの意見を十分取り入れて、またそこが連携してつながるような、こういう招へい事業ではありますけれども、アドバイザーを含めて、みんなで考えて、意見が反映されるような状況に持っていけば、今後、綾町もいい面で動いていけると思います。 今、産業観光課長のほうにはお聞きしましたので、もし農林振興課長のほうが、これに関して、またエコパークとつなげて、何か綾はこういったことをすればという考えがあれば、お聞かせください。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) 御質問ありがとうございます。 来年度の当課の新たな取り組みと関連づけて、簡潔にお話をさせていただきますと、やはり有機農業の町、自然生態系の農業の町として、さまざまな成果があると思います。ブランドが確立されていると思います。それをさらに磨き上げて、そしてそれを農産物のブランドの強化、そして販売対策に結びつけていく必要があるというふうに考えております。 そのためには、生産性の向上と、そして販売対策の両輪がありまして、さらには6次産業化、加工品の開発にも取り組んでいきたいと思っています。 それを産地として何ができるのかという中で、関係者として生産者があります。JAがあります。農業支援センター、役場がございます。商工会、ほんものセンターというのもございますし、いろんな加工などに取り組んでいる生産者もいらっしゃいます。 そういう関係者を有機的に結びつけて、そしてブランディングをして、地域外に発信していって、外貨を取り込んでいく、そういう仕組みを再度考える必要があるのかなというふうに思っています。それがまさに、町長、松下課長が答弁しました地域商社という形になるのではないかと。 現在も、ほんものセンター、それから商工会、農業支援センター、JA、同じような機能を持っておりますけれども、それをもっと合理的に結びつけていくといいのではないかなと。そういう役場の外に、核になる組織も必要ですし、役場の中にも各課の業務、事業、人材、それを有効に結びつける仕組みも必要なのかなと思っております。 その中で、副町長がおっしゃった機構改革というのもあるでしょうし、先般、うちの職員が町長に6次産業化の取り組みの研修の成果発表をしたんですけれども、その中でプロジェクトチームを組織化して、役場としての1本の柱になる考えを体系化する仕組みをつくったらどうかという結びを、結論を導いているんですけれども、そういったことも役場の中で考えるべきことなのかなとは思っております。 ちょっと要を得ませんけれども、以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、戸髙課長の話を聞かせていただきましたけれども、まさにそのとおりだなと思うんですよね。役場内の仕組みをしっかり変えていただいて、各課が連携して、その課でできないことを接してできる。今後、観光協会はそういった形に持っていこうというのであれば、またその中にも役場からもぜひそういう方を入れられて、連携がとりやすい体制づくりをやりながら、やっていただきたいなと思います。 それと、招へい事業なんですけれども、専門家の方を招聘するということなんですけれども、今回、財源が特別交付税で100%行うということで、期間的にはどのぐらいの期間、招聘してアドバイスなり、そういったものを受けないといけないのかをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 事業とすれば、最大3カ年まで見てくれるという事業でございます。新年度1年目ですので、1年目はマックス予算計上分だけは交付税で見てくれると思いますが、それ以降はどんどん額も減ってきますし、当然招聘する回数も減ってくると思います。あと本年度、うまく検討・協議して、例えば来年度スタートできれば、それ以降2年間はいろんなアドバイスをいただきながら運営できるというふうな計画を持っているところであります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 町長の答弁された内容を踏まえてお聞きすれば、今後、観光協会を新富町のこゆ財団のことを例に挙げておっしゃいましたので、法人化して、それこそ中心にということで考えられていると思いますから、そこにまず活性化協会等も結びつくのかなと思っておりますけれども、ぜひ、トップに誰を置くかとか、その中を誰で構成するかというのは、これから招聘された方からのアドバイスを受けながらやられるとは思うんですけれども、偏った目線で見られる方が上に来てしまうと、なかなか全体的なことに関して見えてこなくなると思いますので、そういったところはまた慎重にお選びいただければよいのかなと思いますし、3カ年ということなので、急いで結果を出そうとするのではなくて、3カ年の中で一番いい方法を模索しながらやっていただければなと思います。 課長たちにそれぞれ答弁していただいたんですけれども、それを踏まえての町長の思いを教えていただければと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 地域商社的なものを綾町にということでもちろんありましたけれども、これまでにも中島さんのほうとは3回4回ぐらいですか、綾に来てもらいましてお話ししました。先月は役場の各課にヒアリングして、今月末もまた来ていただけることになっているんですけれども、今度は綾町の民間で頑張っている方にもみんな声をかけて意見を聞いてみるということで、これはいわば役場でつくるというよりは綾町全体でつくるというふうな方向で、もっともっと民間の方のこういうふうにやりたいとかいうアイデアも全部集めたところで、できていくものかなというふうに思っています。 そこで、中島さんが言われたんですけれども、最も難しいのはトップになる人ですよと、その人がどのくらいリーダーシップを持っているのかと。ですから、この選定に関しては、どこどこの誰さんがいいわとか、そんな話じゃないと思います。優秀な人間を、やる気のある人間を、行動力のある人間を、そういう人を探してくるというのが一番大切かなと。 こゆ財団のトップの方もそうです。もちろん役場のOBの方も入られてはいらっしゃいましたけれども、やっぱりよそから来られていましたね。ここに関しては、民間のノウハウというものがかなり必要になってくると思いますので、そういうのを含めて、しっかりとした方を見つけてくることにも力を入れていく必要があると思いますし、これからの町民全体からそこに対してへの御協力、御支援をいただきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ありがとうございます。 新富町のほうのこゆ財団に関しましても、1つは特産品の開発、もう一つは起業家育成プログラムで人に投資をするという形で、新事業、教育、再投資される循環をつくるということでやられてきているものだと思っております。 中に入っていらっしゃる方に関しても、役場から出向されている方、また民間の方、Iターン、移住者の方とか、さまざまな今おっしゃるようにいろんなところから意見を聞いて、一番難しいのはやっぱりトップに立つ方、ここが偏った視点でしか見れないということであると、また間違った方向に行く可能性もありますし、長く持続していくという意味で考えましても、柔軟な目線でさまざまな方向から見られる方をぜひ探していただきたいなと思います。 もちろん農業の面、観光の面、またエコパークの面からでも、考えていただければと思っております。せっかくいいものが綾にはたくさんありますので、もちろん農業の分野にしても観光の分野にしても、エコパークも今なかなか町民には御理解いただけていない状況だとは思いますけれども、しっかりとそれが伝われば、それが理解いただける状況に変わると思いますし、またそれが変わることによって、綾にもいろんなチャンスがあるのではないかと思いますので、ぜひそこはよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。3番目の質問です。 各課の人員について、十分でないと今お聞きしております。今、副町長のほうからも人員配置についてはお話があったんですけれども、事業の再編や新規事業等によって大きく変わる担当部署については、それに見合った人員の配置が必要になってくるのではないかと思いますけれども、またこれからの人員配置だとは思いますけれども、町長の考えをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 次の質問ですけれども、各課の職員配置についてですが、綾町課設置条例に基づき、効率的に機能が発揮できるように現在しております。町長の権限に属する事務を分担するところは、総務税政課、福祉保健課、町民生活課、農林振興課、産業観光課、建設課、企画財政課、エコパーク推進室の8つの課で、それぞれ事務分掌を定めているところでございます。 職員数につきましては、職員定数は95名、平成31年の4月1日現在で92名となっておりました。限られた職員数の中で配置しておりますので、新規事業などの事業執行に当たっては負担が生じるということもありますが、これまでの各課の組織力でカバーして、これまできておりました。 近年は行政、さまざまな需要に対応するために組織の見直しも重要なことであり、今後、町行政の合理化、能率化を図るために、今後、組織の見直しを実施してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今回の会計年度任用職員に伴って、ほとんどの方がパートでの採用っていうことでありますけれども、時間に対して制限がございますので、次の人員配置はかなり難しいのかなと思っております。 その中でも、例えば保育所関係の先生方というのは、時間が制限されると、その保育士の方たちというのはどうしても朝から夕方までという時間になりますけれども、また、その人数によって預かれる子どもたちの数も決まってくると思います。そういったことを考えた上で、どのように対応をしようとしているのか、わかれば教えてください。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ただいまの保育所の会計年度任用職員、朝、早番とか遅番とかいう形で時間の制約もあったりするわけですけども、こちらにつきましても、福祉保健課と内容を打ち合わせしまして、今、採用を予定している人員の中で時間差を変えながら、対応いただけるということで話をしているところでございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、国全体の問題として介護士さんだったりとか、保育士さんだったりとかというのは、給与に対して労働が見合わないということで、なかなかなり手不足ということもありまして、人員の確保ってかなり難しいところだと思うんです。多分、一度、この方たちが離れてしまうと、また次に雇用をしようというときには、すごく難しくなってくると思うんです。 これがまた、その職員がいなくなって、ただその部署を誰かがカバーすればいいという問題であれば、まだ何とかなるとは思うんですけれども、保育士さんの場合は人数が1人減ると、そこに入所できる子どもたちの数も減らさざるを得ないということは、今後、待機児童が出てくる可能性にもつながりますので、そのあたりについては十分検討いただいた上で、働く保育士さんの意見等もお聞きしながらやっていただきたいなと思っております。それについてはどうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 今回、会計年度任用職員を採用をするに当たって、各課の意見もですが、あと重点を置いたのは、やはり待遇面、給与面で今回の例では宮崎市、西都市、国富町、近隣の自治体の給与の状況、それから保育所の会計年度任用職員の中でもクラスを担任する保育士さん、それから一般の保育士さん、この2つは担任する保育士さんについては、ある程度給与を考慮してあげないといけないという工夫もしております。 今回の会計年度任用職員の制度が同一労働同一賃金というようなことでございますので、ある程度、職種においてその給与の体系の区分を分類化しまして、その中で今回、保育士さんの給与面を考えたということでございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今現在、保育士さんとかが不足しているっていうことは、県内でも多く見られますし、待機児童についても、まだ綾町ではそんなにないとは思うんですけれども、よそではかなり出てきておりますんで、その辺も踏まえた上で、今後対応をしていただければなと思っております。 また、ほかの課に関しましても、人員が不足していて、なかなか事業ができない、苦しいっていう声も聞いておりますんで、そこはその事業の見直しだとか、今までと違った、また職員の動きだとかっていうことで、うまくカバーしていただければと思っております。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 2番目の質問です。ふるさと納税についてです。 まず、ふるさと納税の目的化、クラウドファンディング化(教育、少子化対策、農業など)、ふるさと納税の使用目的をはっきりさせる必要があるのではないかと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問にお答えします。 ふるさと納税による寄附金については、返礼品などの必要経費を差し引いた金額を「ふるさと綾サポート基金」に積み立てております。この基金から一般会計に繰り入れをして各事業に充当しているところでございます。充当先につきましても、寄附金の使い道を、今現在6つの事業に設定しており、その関連する事業に振り分けているところでございます。 令和2年度の予算では、令和2年度の予算資料の4ページの上段にも記載してあるとおりでございます。寄附を募る時点では多くの方から寄附をいただき、その使途に柔軟性を持たせる意味から、現在のところ綾の特色を示したこの6つの事業を柱としております。これまで、事業の使い道の報告として、この6つの事業ごとに報告しております。 寄附者の心理としまして、自分の寄附したお金がどういった事業に使われたか気になるかと思います。具体的な報告はなかったことで寄附が減少したことが一つの要因と考えるならば、使用目的、充当事業ごとの報告をしたほうがよいのではと考えておりまして、今年度の寄附に対する使途は、事業ごとの報告を行うように検討してまいりたいと考えております。なお、基金に充当して使用する関係上、報告は決算時点となりますので、そこのところは御理解いただければというふうに思っております。 また、クラウドファンディングにつきましても、一定期間において目標金額を設定して寄附を募り、事業実施後に寄附者へ事業報告を行うことになります。したがいまして、寄附を募る事業については、目標金額を達成できなかった場合でも必ず実行すると、そういう事業を選定することが前提条件であります。 そのことから、クラウドファンディングについては、十分協議を重ねた上で取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今現在の6つの項目なんですけれども、なかなか納税者側からは、それが何に使われているのかっていうのって、わかりづらい内容だと思っております。現在、その寄附の目的に対しての充当がどのように行われてきたかというのに関しましても、寄附者の多分、思いで納税された部分での100%の使用というのは、もうできていないと思ますし、それに関して、例えばどういった結果になりましたよっていう寄附者に対しての報告、それが行われていなかったことによってから、ふるさと納税が減ってきたのではないかということなんですけど、まさしくそのとおりじゃないかなと思っているんです。 結局、納税する側からしたら、これが何に使われているのかがわかりづらい、自分たちがこれをするとことによって、どんな貢献をしているのかがわかりづらいということによって、だからこそ前々の議会でも申し上げておりますけれども、はっきりとした目的が示されているところに関しての納税者という方は、納税された次の年も、翌年もまた同じところに寄附されております。 返礼品等の内容の問題等もあるとは思いますけれども、そこだけではなくて、一緒に、例えば子どもたちのことに使われていることに関しましては、これによって、例えば給食とかに関してだったら、おいしい給食を食べれたからそれに関して、この納税があるから食べれたんだよっていう感謝の言葉を一言添えた文書を、返礼品と一緒に送ることによって、じゃあ、また翌年この町に、ここの子どもたちのために納税しようとか、そういった形に持っていく必要性があるのではないかと思います。 今回の新規事業に関しましては、例えば高校生の通学補助でもそうでありますし、町長が掲げるその高齢者のための100円バスに関してもそうではないかと思います。今回の100円バスに関しましても、800万円で予算を組まれておりますけれども、75歳以上の方の年齢から換算すると、今回、試算されてあるのが260名程度で千三百何人中の260名程度が月2回乗ったときの計算でやられていると聞きました。また、その路線も必ずしもその260名が宮崎市内まで乗ったときではなくて、綾町内、国富町内まで乗ったときにそのぐらいの予算だということであります。 であれば、やっぱり高齢者の足を目的として使うっていうことは100円バスに限らず、例えばその100円バスに乗りやすい地域の方はいいかもしれませんけれども、そこにつながるバス停まで遠い方は、そしたらどうしてバス停まで出てくればいいのかっていうところまで、全て考えた上で、例えばタクシー券、綾町内の巡回バスのそれを、100円バスとひっくるめた上で一つの事業として、高齢者の足としてこういったふるさと納税とかでクラウドファンディング化で募る、その思いを伝える、どちらにしろ、今の今回の100円バスに関しましても800万円ではありますけれども、もしかすると補正で大分大きな金額を補正しなくちゃいけなくなり得る可能性もあると思います。 乗られる方が多くなればもちろんふえると思いますし、それに関して次年度以降も予算をつくっていくんであれば、その予算の内容も考えていかないといけないということで、こういったふるさと納税の活用もやってもいいのかなと思いますので、それによってはっきりとした報告ができると思うんですよね。 納税者に対してもクラウドファンディング化することによってのメリットとしては、それに対して集めました、じゃ、これをやりましたということも報告できると思いますけれども、ぜひそういった今後のことを考えながらここに関しては、今は低迷しておりますけれども、まだまだふやせる可能性があると思いますので、お考えいただければなと思うんですけども、町長の考えをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ふるさと納税に関してですけども、もちろん寄附としていただけるお金ですので、いただけるものであれば町としても非常に助かりますので、ますます多くの方に、多くの町外の方を含めてPRしていきたいと思います。 ちょっと参考になるんですけども、6つの事業に関してやりますよというふうにうたってあります。それに対して寄附者からいただいている傾向というのがだんだん見えてきているんです。平成29年度も30年度も同じなんですけども、そういうところを見ていきますと、照葉樹林やユネスコエコパーク推進に力を入れてくれ、この方が4分の1ほど27%ぐらいございます。このほかに自然生態系農業に綾町は力を入れていますから、それに対する支援ください、これも20%以上。あと青少年の育成事業20%というふうにこういう分野は高くなっている。 ところが、今、御質問ありましたけども、高齢者の福祉事業に対して寄附しますというのは5%ぐらいしかないんですよ。これもちろんうたってもいいんですけども、これ綾だけの問題じゃないんです。日本中どこでも高齢者の問題を抱えていると。それに対して、これはふるさと納税のアピールの仕方と思います。 実際にいただいたもの中で、この分に関しては高齢者の分とか、そういう福祉関係のほうに使ってもいいですけども、意外とこれは、ふるさと納税でアピールしていくにはインパクトがそんなに、わざわざそのために日本中の中で綾町だけっていうのもインパクトが薄いということもありますけども、いただいたお金を町民のための使うということで、先ほどお話がありましたけども100円バス、100円バスもこれは綾のターミナルから国富町とか宮崎市に出ると、問題は綾のターミナルまでどうやって出て来るかというところが大きいということは十分承知しております。 タクシー券の利用、そして巡回バス等もありますけども、こちらのほうも、もちろん本当にその地域ごとで中心地から離れているところ、アクセスのしにくいところもありますけども、そういうところもしっかり考えて、自宅からじゃ、最終的には宮崎市内まで行くためにはどういうふうな最も効果的に、そして余り負担がかからない方法ということも含めて、当然考えていかないといけないという問題と承知しておりますので、今年度はとりあえず100円バスということなんですけども、じゃ、町内を移動するための方法についても今後も真剣に考えてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) おっしゃるようにふるさと納税に関しましては、よその地域のほうを見ていましても、子どもたちに対してっていう納税は多いっていうのはお聞きしております。納税される方の年齢層の思いから、そういう結果につながるのかなというのも、私個人的は思っておるんですけども、今、町長が上げられた3つの項目、1つはユネスコエコパークに関しする事業、これに対してもそういった形で応援したいということなんですけども、次に上げるのが、その自然生体系農業に関する事業、有機農業に関すること、綾町の次代を担う青少年育成事業、これが子どもたちに対する事業だと思います。 いろんな可能性を見て、もちろん、今現場でふるさと納税係一所懸命頑張りまして、今回も12月まで大丈夫かなって思っていたんですけれども、12月以降かなり伸ばされてきて、何とか3億円までいくっていうことなんで、今大変な時期ながらも、そういった頑張りもあって、そういう結果が出たということでもありますから、現場のほうともじっくり検討した上で、どういった形で持っていくことが今後伸びるのかっていうことで、この内容についてはその時、その時の状況を見ながら、変更していっていただきたいなと思いますし、ぜひクラウドファンディング化、例えばその100円バスのほうの高齢者に対してっていうのは、ふるさと納税はちょっとなかなか厳しいんですよってあれば、その可能性がある方法だけでもそういった形ですると、次年度の予算にその分がふるさと納税として入ってくれば、削れる部分も出てくると思いますので、そういった可能性に関しては、どんどん挑戦していっていただきたいなと思っております。 次に、具体的にPR戦略というのをどのように行うのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 ふるさと納税のPRにつきましてですけども、昨年6月から「ふるさと納税に係る指定制度」というのが開始された関係で、多額の費用を要する広告PRに取り組めない状況ではありますが、指定基準を遵守した中で効果的なPRを行う方策として、綾町独自の特設サイトの開設準備を行っております。 この特設サイトにおいて、綾町のお知らせ、寄附金の活用事業紹介などの情報を定期的に発信して、寄附金の確保に努めていきたいと考えております。 また、新たな取り組みとして、ふるさとチョイスが行っている電子感謝券の導入を検討しているところでございます。この電子感謝券を導入することにより、綾町を訪れた観光客が町内の施設、飲食店、本物センターなどの観光施設や農業体験、工芸体験など体験型に利用できる仕組みが整えられ、寄附者の利便性と観光振興、地域活性化これらをつなげることになってきますので、この分野のほうも進めていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) インターネットでの広告というのが難しくなってきておりまして、今回も12月以降、どのようなことをやったことが効果を得て、こんなに伸びたのかということも、担当の係員には聞いたんですけども、どのやったことが一番効果が出たのはなかなかわかりにくいということでありましたけれども、やっぱり、今納税してくださっている方にはきちんと、それに対してこういうことができたという感謝、お礼文というのはしっかり添えていただいて、また返礼品に関しましても、今、人気のもの等もありますし、なかなか納税が入ってこない時期っていうのもあるとは思いますけども、またそこでしか手に入らない特産品とかもあると思います、その時期に見合って、その時期でないと手に入りませんよって、そういったものを活用しながらできるだけ多くの皆さんに興味を持っていただき、また、そういった返礼品に関しても喜んでいただけるような対策を十分練っていただければと思いますし、またそれが、いろんなところでPRできる体制づくりをしていただきたいなって思います。 自分たちも、もちろんそれに対して御協力いたしますし、いろんなところに関してふるさと納税に関してはPRしていきますので、行政、議会も、また町民一丸となって、こういった形で何とか少しでも綾町の財政のためにもPRできればなと思っております。よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員、質問の途中で大変恐縮ですが、ここで暫時休憩いたします。(休憩午前10時09分)………………………………………………………………………………(再開午前10時19分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) それでは、休憩前に引き続き再開させていただきます。 最後の質問です。農、商、工業、産業活性化協会における人手不足対策についてです。農、商、工業、産業活性化協会における人手不足対策について、町長の考えをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 農、商、工業、これと産業活性化協会とあるんですけれども、基本的に民間のほうでやられている農、商、工業に関しては、民間の事業者の方のほうで対応していただくのがいいのかなというふうに考えています。 もちろんそれに対して、どういうふうにいいですかねというアドバイスを求められましたら、行政のほうも対応いたしますけれども、民間の方がもうしっかり考えていただいて、必要な人手というのを確保していただくというのが望ましいんじゃないかと考えております。 活性化協会に関してなんですけれども、人手不足、現在、ただでさえ多くの赤字を出しているところという中で、人手不足というのではなくして、私の中ではもちろん個別には必要なところもありますけれども、個々の人の能力、質に依存しているところがあるんじゃないかなと。 私はこれしかありませんとかこれだけですというんじゃなくして、もうちょっと幅広くやることによって、各個人の質、業務の内容を多方面にわたってやることによって、活性化協会のところは今後考えていく必要があるんじゃないかなと思っています。 民間の方々でどうしてもマンパワー、労働力とか必要な場合には、昨年7月にもセミナーをやっているんですけれども、技能実習制度とかそういうのも今盛んに導入されておりますし、そういうことに関する紹介とかは町のほうでもやっていくことができるかなと思いますので、そちらのほうで御支援していきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 一度、産業観光課、農林振興課で呼びかけをして、外国人労働者についても行われたと思うんですけれども、そのときの出席者の声というのはどんな形だったのか。両課長、わかればお教えください。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) 先般のセミナーは産業観光課のほうで段取りをしていただいて、そして開催されたというふうに認識しております。 町内広く募集をしていただいた中で、農業関係で参加をされていた方は農業支援センターだけではなかったかなと私は記憶しております。 農業支援センターにおいて、令和2年度の予算を検討する中で、技能実習制度の導入についても検討はさせていただきました。いろいろ管理団体と申しますけれども、そういう実習生をあっせんする団体の職員と意見交換をしましたり、所要の経費はどれぐらいかかるのかという試算をしたりということを取り組んだところです。 ただ、まずは他の議員さんの一般質問にありますけれども、農業支援センターのあり方というのをまず今十分検討する段階にあるであろうと。ですので、技能実習生を導入するかどうかというのは、次の段階なのかなということで予算の中には入れていないという状況にあります。 ただ、一方で、町内の農業者の方の声を聞きますと、それから露地野菜についてもですけれども、あとキュウリの方からも人手確保が大変だというような声は聞いておりますし、重要な問題というふうに認識しております。 せっかく確保しても定着せずに、人材育成にかけた精力が無駄になると、効率が悪いという話もあわせて聞いているところです。 こんな中で、町としては農業支援センターを設立したのが一つの対策ということになります。その中で、昨年の実績でいいますと、支援センターで約220件の農作業支援の実績ということになっております。 一方、シルバー人材センターでも農作業のサービスをされておりまして、これが平成30年の総会資料を調べてみますと、300件強の実績ということになっておるかと思います。 ただ、そういう町内の各団体の成果もございますけれども、それで全ての農業者のニーズに応えているというふうには考えておりませんし、特にキュウリは潜在的にニーズがあるんであろうというふうに思っております。 それは、平成30年度にキュウリ農家に聞き取りしましたときにも、今は大丈夫でも、数年後には親が作業ができなくなってしまうことが見込まれると、人手が足りなくなるなという声を含めると、アンケートを集計しましたところ、二、三割の方がそういうふうに答えていたかと思います。 ですので、喫緊の課題というふうには農林振興課としては位置づけているところであります。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 先ほど技能実習制度の説明会について御質問いただきました。 最初のスタートは、町長が就任されて町内の誘致企業を挨拶回りされる中で話をされるときに、人手不足の話が声があったものですから、そういうことを受けて技能実習生の一つの方案といいますか、案だということで説明会を実施させていただいたところです。 手元に資料を持ってきていませんので、具体的な数字はちょっとわかりませんけど、町内幅広く福祉、それから建設部門、農業部門、いろんな部門に御案内はしたんですけど、30名程度の出席だったと思っています。 説明を受けた後いろんな質疑を受ける中で、導入はしたいけど、結局住居の問題であったり、そういったこともあるんでちょっと考えさせていただきたいということだったと思っています。 それを受けて後、じゃあどうなっているかというのはうちのほうにも相談が来ていませんし、その後、いろんなところを見てみますと、話が進んでいるようなことは今のところは聞いていない状況であります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 外国人労働者雇用ということ、技能実習生に関しましては、自分もどうだったということで聞いてはいるんですけれども、やっぱり今、産業観光課長がおっしゃるように、住居の問題であったりとかいろんな問題もあってなかなか雇用が難しいのかなというのもあります。 でまた、農林振興課長が──戸髙課長おっしゃるように、キュウリ農家からも最近、本当に人手が足りないと。ハローワークとかに募集をしても全然来ない。1時間でも2時間でもいいんだけどということなんですけれども、ここを多分、民間の団体も農業者の経営されている方々もそうだと思うんですけれども、かなり人を集めようとか、雇おうとか、そういう気持ちと努力はされているんだろうと思います。ただ、なかなかそれに対して人がいない、人材が集まらないということがかなり問題だということもお聞きしております。 町として、何かしらそういう情報としてシルバー人材センターなりを活用するなり、1時間でも2時間でもって、キュウリ農家の方たちはおっしゃっているんですけれども、シルバー人材センターじゃなくても、今若い方でも1時間、2時間ぐらいだったら働けるよという方が町内にもいらっしゃると思うんで、また、そういったところがどうにかうまく働く場所として、お互いにメリットがあるような状況でできないものかなって思ったものですから、この質問をさせていただきました。 さまざまな問題があるとは思いますけれども、そういった視野、そういった人材を求めていってもなかなかいないよという現状を踏まえた上で、今後、どういった対策を町としてしないといけないかというのは、時の課題にもなってくると思いますんで、その辺のほうも考えていただきたいなと思っております。 最後に、町長、何か今後こうしていくといいんじゃないかという考えがあれば、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 人手不足の問題ですけれども、先ほど技能実習生の話のところでありましたけど、まだちょっと皆さんに十分情報が伝わっていなくて、誤解されているところがあるんじゃないかなと思うんです。 住宅の問題とかというのはそんなに大きな問題じゃないんですよ。住宅というのは、結局、技能実習生に支払う賃金の中で彼らが支払うという形になっていますから、例えば町営住宅でも──町営住宅といいますか、住宅でも余っているところたくさんございますよね。 そういうところに彼らが自分たちで入って、自分たちで払うと。当然、複数人で入っていますから、3人、4人で共同で入っていくということなんで、それはあんまりハードル高くないんじゃないか。 ただ問題は、大体1年間に250万円ぐらい1人にかかっちゃうということです、技能実習生を入れてもですね。ですから、その分を支払えるかどうか、これが2人になれば500万円になりますし、4人になれば1,000万円の人件費が飛んでいくと。それを年間通してコンスタントに雇用できるかというところが一つの事業者としてできるという判断が下されれば、そんなに難しくないことではないかと思いますけど、そういうところの情報もですね。 ただ、松浦議員からもありましたけど、町内のシルバー人材とか1時間でも2時間でもというところで、今ちょっと考えた。例えば人材バンクみたいな形でうまくマッチングできればいいんですよね。 そういうのを、例えば来週何曜日に何時から何時まで2時間程度欲しいんだけどと、そういう情報がそれを欲しい人のところに伝われば、ああ、じゃあ私、そこのとこに応援に行きますということもありますんで、ちょっとそこのところは何か考えれば、うまく町内のそういう人手不足に対するような情報を集めて、それをみんながアクセスできて見れて、じゃ、そこにちょっとパート的に働きにいきたいとかいう形で、ちょっとそちらのほうは検討してみたいと思います。 いずれにしましても、人手不足というのは本当どの分野でもあると思いますので、そういうことに対しても、何かアイデアを出していって対応していきたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今の町長から提案していただいた人材バンク、本当にシルバー人材センターになると若い方はなかなかそこには登録できませんので、そういった形でうまく機能するんであれば、ぜひ農林のほうとか農業分野、農業関係の方の時間帯とかそういうのとか、観光に関しても今の商業者の方が欲しい時間帯とか、いろんなことを検討された上で、ぜひ早急にやっていただきたいなと思います。それをお願いしまして、私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
    ○議長(日高幸一君) 橋本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 一番初めに、新型コロナウイルスの感染症についてということで通告をいたしました。 日々動いておりますので、通告当初に考えていた内容はちょっと大幅に変えないといけないなと思っております。 まず初めに、国からの伝達はどのように来ているのかについて伺いたいと思います。また、内容、指導、総理大臣の記者会見でいろんな方針も変わっておりますので、その都度地方自治体にはどのように、どのような内容が来ているのか、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 国からの情報提供、そして指導ということなんですけれども、昨年12月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症ですが、国は1月30日に新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、指定感染症への指定や健康相談、受診の目安が示されました。 2月25日は、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針が示され、翌26日に内閣総理大臣から今後2週間のイベント中止、延期または規模の縮小の対応の要請があり、2月27日には、全国の小中高校の臨時休業の要請があったところです。 また3月10日には、国の専門会議の中では、爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているものの、同時に依然として警戒を緩めることはできないと。このことから、内閣総理大臣から、さらに今後10日間程度の大規模イベントの自粛要請があったところです。 国からの情報提供、指導に関しては以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) それで今綾町民に対してですけれども、綾町も対策本部を立ち上げておりますけれども、町民の今の状況というのがなかなかつかめ──それぞれは皆さん、不安を持っていたりするわけですけれども、綾町民への町の対応、対策、どのようになっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 綾町民への対応と町の対策ということでございますけれども、綾町としては、2月28日に新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、全町を挙げて取り組む体制を整え、国の要請を受けた綾町の主催イベント等の中止、縮小、延期の検討、綾町内で開催されるイベント等の中止、縮小、延期の検討を要請したところでございます。 また、町内の小中学校については、当初3月15日までをめどに休校としておりましたが、3月4日の県内での発生を受けて、3月26日まで延長して対応することとなりました。これは3月11日現在です。 昨日も第4回の対策会議を開いてその対応をし、小学校については春休み前までは休業するという方向で進めております。 現在、子どもの受け入れについては、児童クラブで受け入れを行っておりますが、数件の相談があり、それぞれ対応しているところでございます。 また、保育所、幼稚園、保育園、病児・病後児保育施設についても、通常どおり開園しております。 ただ、物資の面で全国的にマスクや消毒液等が購入できない状況が続き、あわせてインターネット等での紙不足のデマ情報がありますが、こういう面で物流面で影響が出ているというふうに承知しております。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 小中学校が延長になったというのは、早速ホームページにも載っておりました。 児童クラブですけれども、児童クラブの延長については、担当課長でしょうか、どのようになるのか。今のところホームページでは延長というか、児童館の開園というのか開館というのか、児童館のほうは、ホームページ上は15日まで児童館を閉館するというふうになっておりますけれども、16日からはあけるのかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) ホームページの更新がおくれておりまして申しわけございませんが、児童館のほうは3月末までは閉館の予定でございます。児童クラブのほうは開所しております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今長引く小中学校の休校、休業から親御さんたちや保護者の負担がだんだん重くなってきております。マスクがないとか、トイレットペーパーがないとか、消毒液がないというところもさることながら、お昼の御飯の準備とか、国は有給休暇をとったり、パートの方が休んだら収入の補償をするというふうには言っておりますけれども、きのうもお孫さんを見ているおばあちゃんからも、御飯の準備が大変だというようなことも聞きました。 地域によっては、子ども食堂がお弁当を配布したりとかやっているところもあるわけですけれども、綾町は子どもたちの学校の休みに対して、具体的な対策はとられていたら御紹介をいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 今の御質問にお答えいたします。 先ほど町長のほうから御案内がございました。当初3月15日まで臨時休業という形を小中学校とっておりました。それで、昨日、対策本部のほうでも報告をしまして、3月26日、春休みの前までということで対応をしているところでございます。 その中で、一応26日までの状況としましては、3月の16日の日に中学校のほうの卒業式がございます。これにつきましては、卒業生、それと保護者等で対応するというような形の中で行うということでございます。 16日は、小学校につきましては登校日ということで対応を考えているところです。それと、中学校につきましては、2年生が午後登校ということで対応しているところでございます。翌17日が1年生のほうが午前中に登校と。 あとの流れとしましては、3月26日に修了式になるんですが、小学校1年生から5年生が登校、午前中ということで、それと中学校につきましては、1、2年生が午前中登校と。 3月30日が教職員の離任式がございますが、これにつきましては、小中学校とも1年生から5年生、中学校1、2年生が午前中に登校日というようなことで、いずれにしてもその中で給食対応は行わないということで、今のところ学校のほうと協議を行っているところでございます。 現在、学校とは以上のような形で協議を行って対応をしているところでございます。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今の日程についてはわかりました。ホームページにもそれは載っているんですけれども、町長、給食が出ないんですよ。全部わざわざホームページには、今、吉鶴課長が言ってくれた日程の全部括弧書きで給食なしとなっているんですけれども、給食費についての考え方、ほぼ1カ月近く休みになるわけですけれども、給食費の徴収についてどうされるのか、基本的な考え方としてどうされるのか。 それと、地域によっては、綾町はまだこの前委員会審査の中ではまだ検討されていなかったんですけれども、業務委託しておりますので、調理員の方々の身分ですけれども、委員会での審査では、ふだんできないところの掃除をしていただいたり、事務処理もあるんでしょうか、出勤されているという報告はいただきました。 ただ、地域によっては給食調理員を無給で待機させたりしているところも出ているんですね。そういうことについての町長としての考え方があったら、お聞きしておきたいと思っております。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 給食関係なんですけれども、そちらのほうの対応は学校のほうで判断して、この期間は準備しないということになっておりますので、具体的にその辺の、この間の休日というか休業に関することに関しては、ちょっと教育委員会のほうから説明させていただきます。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 給食調理員の給与については、原則、委託業者の文化コーポレーションが休業期間中も見ることになって──契約上はなっております。 ただ、こういう緊急な事態のときには、どういう国の補償や県の補償、あるいはそういった補助等があるのかはよくわからないんですが、契約上はそういうふうになっている以上、当然、文化コーポレーションが見なくちゃいけないものと認識しております。 向こうからも何らそのことについての提案がない以上は、そういう最初の契約にのっとって執行されるものと思っております。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) いわゆるあとは保護者の負担がふえているということですよね。ですから、給食、児童クラブもあいてはいますけれども、お弁当を持っていっておりますし、そこあたりの細かい、いわゆる保護者負担について福祉のほうもそうですし、担当はいろいろ多岐にわたると思いますけれども、町民の保護者の、また、おじいちゃん、おばあちゃんの負担がふえているかどうかについての情報収集なりは行われているのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) すみません。答弁漏れがありましたので、お答えいたします。 給食費を、この間提供していないので、その金額をどうするかということについては、学校の給食調理員、あと校長先生等と何度か話し合いをしております。原則、全くその間給食を提供していないので、その金額は全く使用されていないので残っております。原則というか、基本的には今、小中学校の校長先生方と何回か協議した結果としては、今現段階では、まだPTAのほうとは協議していませんので、今後またそういう詰めを学校ではされるんだと思いますが、中学3年生、小学校6年生にしては、全額返すことになると思っております。 ただ、1年生から5年生、中学校の1、2年生については、繰り越しをするのか、返金をするのかということで何度か議論をしましたが、町の補助金が入っていて計算が非常に難しくて、一人一人、除去食をしている児童生徒もいる関係で、明確に平等に計算が出せないという状況があります。 そういったことを考えると、繰り越しをするほうがいいんではないかということで、小中学校の校長先生方からは教育委員会に相談があっております。教育委員会もまたPTAを含めていろんな方々と十分協議をして、最終的には3月末日までに、多分もう給食はないと思われますので、それまでにはしっかりとした方針なり、結論が出るような形で協議をして回答をしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 保護者の負担増についての御質問ですが、町としては実態の把握はできていないというか、しておりません。相談等も今はない状況でございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ぜひ町民の方々の声を聞いていただいて、どこにどう手当てができるのかというのは対策本部で検討していただきたいと思っております。 それから、マスク、消毒薬の件ですけれども、物として私自身が確認はしておりませんけれども、綾町には口蹄疫のときのマスクと消毒薬があるというのは議会には報告がありました。 高齢者の福祉施設などでの不足については状況を把握していただいて、幾つかそういう配布とかもされているのか、そこあたりの綾町の福祉施設の状況と高齢者の生活、そして備蓄からマスクはどのぐらいか配布されているのか、そういった報告を求めたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問にお答えします。 まず、先ほど担当の課長のほうからも説明しましたけれども、町民のほうから具体的に今回のコロナウイルスの問題で強い要望というのは今のところ来ておりません。当然、そういうのに関しても、ありましたら役場としてもしっかり対応してまいりたいと思います。 マスク、消毒液等ですけれども、一応役場のほうでは平成26年のインフルエンザ等のときに用意したものがございます。それは、備蓄はしてあるんですけれども、今後、これがどのくらい長引くかもわかりませんし、町内7,000人いらっしゃいますけれども、それこそ7,000人皆さん全員にとなりますと、本当数日ももたないような状況なので、もちろん必要であるということであれば、役場のほうに言っていただければ、その施設等にはその分の備蓄してあるものから支給するようにいたします。 その必要性を十分鑑みて、どうしても必要だということであれば、問い合わせていただければそのように対応したいと考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 福祉施設町内にたくさんあるわけではありませんので、ぜひ状況を把握してほしいと思っております。また、自治体によっては妊婦の方には一定数量配布しているところもございますので、そういったところもぜひ参考にしていただいて、今は宮崎市で感染者は出たものの町内で出ておりませんので、少しこちらの気持ちも緊迫感が足りないのかもしれませんけれども、要望があったら応えるということも必要ですけれども、要望を聞くという姿勢も必要だと思いますので、施設及び妊産婦につきましては、確認をぜひお願いしたいと思います。 次に、新年度予算について伺いたいと思います。 松浦議員からも新年度予算のことについてはございました。私も新年度予算については非常に関心を持って議会に臨んだわけですけれども、私の印象としては、町長の施策方針やこれまでの発言で印象に残っているのは、基金が減ってきていて、このままでは綾町の予算が組めなくなる、このままで基金はもう二、三年でなくなる。綾はやっていけなくなるというような、いわゆる不安の言葉が大変印象に残っております。 削除した予算、事業につきましては一覧表をいただきました。こうしたもののほかに、いわゆる要綱とか規則でこれまで出していた予算を削るとか、そういったものはなかなか私たちのところには届きませんので、ありましたら報告をいただきたいと思っております。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問にお答えします。 新年度予算ですけれども、ほかの議員の方からも同様の質問を受けておりますので、回答が重複するかもしれませんけれども、一応令和2年度の予算に関しては、道路舗装関係の土木費、それから会計年度任用職員制度に移行することに関する人件費、さらには全世帯を支えるための民生費、福祉事業等で確実にこの部分は歳出のほうがふえております。 そうした中でやりくりしていかないといけないんですけれども、町民皆さん御心配されていると思いますけれども、やっぱり基金を取り崩さざるを得なかったということで、数字を見てもおわかりかと思いますけれども、令和3年度は令和2年度と同じようにはいかないということは、十分御理解いただきたいなというふうに考えております。 でもその中にあっても、町民のほうから強く要望等ございました100円バスの件、それから高校生の通学支援ということで、その分は皆様の意見をしっかり反映して予算の中に組み入れた次第です。 以上のところから、具体的に廃止した事業に関しては、リスト等で御紹介したかと思います。あともちろん個別のところで、例年よりも予算をカットしたというところももちろんございます。こちらのほうは資料を見ていただければいいかと思うんですけれども、大きなところでいきますと、活性化協会の中の宿泊3施設の中の委託料ですかね──委託料といいますか、使用料、利用料等を町側がいただくかわりに、委託料のほうもしっかり見直してそちらのほうも抑えてきているというところとか、あと先ほども申し上げましたけれども、エコパークセンターの委託運営を行ってきた「あやえき」のほうを切ったとかですね、そういうところで大幅にカットしたところもございます。 そうした細かい数字のところは委員会等でも説明しておりますけれども、無駄なところは省いた、そういう予算編成をしております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 籾田町長になられてから財政問題というのはよく言葉としてお聞きしてきましたので、令和2年度の新年度予算は町民に関連した部分が特別ふえるというふうな期待をしていたわけではありませんけれども、自治体の存在意義、自治体が存在する意味があるというのは、やっぱり住民の暮らしと福祉を守るということだと私は思っておりまして、財政問題だけ言っていくと、大体削られるのはもう目に見えているんですよね、どのあたりが削られていくかというのは。 ですから、活性化協会の使用料を町に一旦入れたりせずに、委託料を減らしていくというのは、これはあり得ることだと思うんですけれども、もっと町民の福祉とか暮らしを守るという点でいけば、町長が今回の予算でここを福祉、暮らしを守るためにふやしたんだというところがあれば、先ほど松浦議員の質問に答えた以外にあったら答弁を求めます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御指摘のとおり、やっぱり一番大切なのは、私は町民の福祉だと思います。安心して生活できる、それを守るのが役場職員含めて私もそうです、一番の大切なことかと思いますので、安心して生活できる、そういうふうな環境をつくっていくことだと考えております。 そのためにも、この令和2年度予算の中で住民の暮らし、福祉に関するところは予算のほうは削減しておりません。ふやすということは難しい、財政上難しいんですけれども、こちらのところで削減したというものはございません。 そうじゃないところで、これまでにかかわってきた物件費等の中で削れるところは削ると、そういう姿勢で令和2年度の予算を編成しております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 大変小さい話で申しわけないんですけれども、申しわけないぐらい小さな額ですけれども、今町長は住民の福祉、安心して暮らせる環境づくりが自治体としては非常に重要だというふうにお答えいただきました。全くそのとおりだと、その点は一致すると思っています。 福祉に関する部分で予算は削っていないとおっしゃいましたけれども、今回チャイルドシート、たった30万円ですけれども、制度としては削られました。要するに一人の子どもにチャイルドシートを購入する費用として1万円を町が補助するという制度です。それを今回なくすことになりました。 先ほど申し上げましたように、今回削減した、要するに事業としてなくなった事業の一覧表をいただきましたけれども、唯一これが直接町民にお金として手渡せるものだと思っています。 ですから、そこは随分吟味されたんだろうなとは思いますけれども、質疑の中で伺ったときに、担当課からチャイルドシートが義務づけられて20年たったと、義務づけられたものであるから保護者の責任だというふうに私は受けとめました。 そういうことでいくと、義務づけられたことはたくさんございまして、それを町民側はなかなか、例えば税金の滞納もそうですけれども、義務づけられているけれども生活が大変で払えないとかいう事象が起きるわけですよね。 ですから、チャイルドシートは20年たとうと30年たとうと、同じ人が何回ももらうわけではありませんので、一人の子どもが一生のうちに一度だけ1万円という、その30万円を削られたということは、私は今の町長の答弁とは違うものだと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに令和2年度の予算の中で児童対策費、チャイルドシートの購入補助として30万円ほどをカットいたしました。これを判断する際に、担当のほうからも説明していきますけれども、チャイルドシート、これまでにもやってきたと。これずっと持続的といいますか、ずっと長く使うものでもございませんし、ある意味、これは自助、共助も周りからそういう形でも協力もいただけるんじゃないかなと。 正直申し上げまして、このほかにもちょっと細かいところですけれども、民生費関係でも削ったものもございます。もちろん、若者だけじゃなくして、高齢者の方にも金婚式の開催とか、そういうものも削らしてもらいました。本当にかかるところにはどうしてもここは必要なものに関しては残してきましたけれども、我慢していただけるといいますか、ほかで何か対応できる可能性があるものに関しては、その本人からしてもらえば、いただければそれこそ幸せなことなんでしょうけれども、そういう部分に関しては、ちょっとカットさせてもらうというふうな判断に至った次第です。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) やっぱり町長、先ほどみたいに福祉関係では全く削っていないという言い方をして、この小さいところは削ったと後から言うのはおかしいですよ。削ったものもあると、額が少ないけれどもと先におっしゃっていただければいいんですけれども、削っていない、全くありませんと答えていらっしゃるんですよ。 金婚式でも、確かに1年に3組、4組って、私ここ2年、議長のかわりに参加させていただいておりますけれども、少ないです。いろんな呼びかけの問題もあってね、自分は参加していいのだろうか、要するにちょうど50年じゃなきゃならないと思っている方がいらっしゃったり、気恥ずかしくて参加されない方もいますから、もしかすると切ってもいい事業かもしれませんけれども、やっぱり事前にもうこういうことはもうなくすという話もなければ、男性にはなかなかわかっていただけないかもしれませんけれども、金婚式に呼ばれたときには着物が着たいと思って用意する人もいらっしゃるんですよね。 ですから、わずかな金額ではあるとはいえ、やはりそこあたりは最初に認めていただければ、そういうことも財政の中にはあるのかなと理解する方もいらっしゃると思うんですけど、福祉に関して一切削っておりませんと言って、小さいのがありますって言われると、何か違うぞというふうに思いますので、特に今回、私予算書を見てすごく愉快じゃない思いをしているのは、会計年度任用職員後から聞きますけれども、予算書の中に全部会計年度任用職員のために人件費がふえたみたいな予算書のつくり方になっているんですよね。 今まで会計年度任用職員制度がないからそういう言葉がなかったんですけれども、何か予算書を見ていくと、どこにでも会計年度任用職員って長々と書いてあってね、それが非常に綾町の財政で大きくふえたんだみたいな印象につくっているところについては、後で会計年度任用職員の質問で聞きますけれども、人件費とか報償とか書けば済むところをわざわざ書かれているような気がしておりまして、予算の立て方については、余り町民の立場から見ると財政が厳しいということで、町長は私の質問に対して委縮する必要はないと前言われましたけれど、町長のお話を聞いていると、委縮せざるを得ないような予算になっていると思っております。これが令和3年になったら、もっとすごいことになったら、町民の暮らしってどこで守られるのかなという不安を持つんですけれど、そういう私も含めた、財政が厳しいということで委縮してしまう町民も多いかと思いますので、町長、その点についての町長の思い、財政が大変大変というところだけの言葉数をふやしていただくと、非常に本当に委縮していますので、町長の思いをもう一回、再確認させていただきます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問ですけれども、確かに福祉関係の総額のところはそんなに減っていないということで、削減していませんという表現しましたけれども、個別に見ていきますと、御指摘のとおり、チャイルドシートとかそういうところでカットしたものもございます。ちょっとそういう表現も改めて、正確に伝えてまいりたいと思います。 会計年度任用職員の表記のところは、ちょっともっと簡単にというところですけれども、令和2年の4月から始まる関係で、そこのところはより多くの方にこの表現を理解してもらおうという意図もあったかと思いますので、そういう表現が残っていたような次第です。 あと、最後の質問で、町民全体が委縮してしまうじゃないかと。私の考えは、これはある意味、皆さん、ここは真剣に考えてくださいと、町民の皆さん、考えてくださいという意味もありますけれども、逆にピンチはチャンスなのかなというふうにも捉えています。そして官から民へとも考えております。これまで全て町でいろんなことをやってきていましたけれども、これをより今後は民間のほうに、先ほどの松浦議員の質問からもありましたけれども、町を活性化させるために民間へということで、この機会にいろんなアイデアが出てくるかと思います。今までは町のほうに何とかしてください、補助金を出してくださいとそういうふうな意見が多かったかもしれませんけれども、むしろここは発想を変えて、思い切って我々にできることはこんなことですよと、これに対して支援してもらえませんかとそういうふうに発想をマイナス思考じゃなくてプラスのほうに持っていく、そのいい機会だというふうに捉えておりますので、私が常日ごろから申し上げておりますけれども、財政的に厳しいのは確かです。もう数字を見てもらえばわかります。でも今、変わるべき時なんです。ですから今までのやり方を踏襲するんじゃなくして、新しい発想で自分たちでやっていくと、そのためにどんなことができるかと。お金を出してくださいばっかりじゃなく、アイデア、知恵を出すという方向でこれからは進めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) すみません。先ほど予算書の表現の点といいますか、予算書の中に会計年度任用職員という項目が目立つというお話がございました。これについては、令和2年度から会計年度任用職員ということで、いずれも臨時的任用職員という、パート職の方につきましては臨時的任用職員という形で、賃金という項目に節のほうであらわされておりました。それが今回の予算から賃金という項目がなくなっておりまして、そのかわりに報酬のところで会計年度任用職員の金額を上げていくということになりました。それで、その報酬というものの中には、例えば選挙管理委員会でありましたら委員の報酬でありますとか、スポーツ推進員の方の報酬でありますとか、いろんな各種委員の報酬もございます。その報酬の項目と会計年度任用職員の報酬は同じ節の中に、一緒に合算されることになりますので、そちらのほうがわかりやすいように会計年度職員ということで表記をいたしている次第でございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 竹下課長の答弁に先に。そこがわからなくて言っているわけではないんですけれども、会計年度任用職員制度ができて、町の負担がふえたんだという印象に私が思ったということなので、そこは後でもう一回会計年度任用職員のところでお尋ねをいたします。 今町長から答弁いただきました、ピンチはチャンスだと、発想を変えればというお話がありました。日本全国、宮崎県下で綾町だけが財政が厳しいわけではありませんので、綾町だけが、特別綾町の町民だけがすごく財政の苦しい中に住んでいるという思いが町民の中にはあると私は思っています。町長が今おっしゃったように、発想を転換していただいて、いろんな知恵を出して、財政を乗り切ろうというんであれば、やっぱりそういう言葉を伝えていただきたいと思うんです。今のところ、もう基金はもう何年しかもちませんというと、基金がなくなった途端に綾町が破綻するかのような印象を受けているのは事実ですので、明るく財政困難なところを乗り越えようというんであれば、そういう言葉の発し方をしていただかないと、町民は本当に委縮していますよ。大変なんだと。ずっと町長が最初、選挙に出たときからずっとそのことは残っていますので、これまでも申し上げてきましたけれども、そのように変えていただきたいと思います。 それから、今、官から民へという中で一つ気になっていることがあります。今回、北俣保育所が3月で閉園いたします。町内に公立保育所が2つになるわけですけれども、国の政策としては、私が思うには、公立保育所を切っていこうとしているような動きがあると私は認識しております。公立保育所に対する町長の考え方、今、官から民へという話があったので、公立保育所も官から民へなどという考えがおありなのかどうかと思って、今一瞬不安になりましたので、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 質問書の中にはなかったので、ちょっと今私が受けた質問に対してふと考えたことをちょっと御説明しましょう。 官から民へというのは、今まで全て、町の行う事業を期待が行政役場のほうにお願いしますというんじゃなくて、自分たちでやるということをより町民のほうに促進するといいますか、理解してもらおうとそういう意味で言っております。北俣保育所の件も今御質問ありましたけれど、別に保育所をもう全て民に変えるということではないんですけれども、ただ印象として、実際にこれは保護者の方とかに話を聞いていく中で、綾にも私立幼稚園もありますし、保育園もあります。そして町立の保育所あります。その辺の印象を聞いていったときに、逆に官のほうがいい、民のほうが悪い、またその逆、一概には言えないんですけれど、そこで働いている方の意識等を考えたときに、より保護者の方に対して真剣に考えるということであれば、必ずしも官だけが、官のほうがすぐれているということは限らないんじゃないかなと。私は特に民間のほうの出身ですから、そこのところを常日ごろ、そして一時期は国のほうにも出向しておりましたから、そういうものを比較対象してきたんですけれども、やっている業務等を見ていったときに、確実に自分の給料が保障されている、そういう考え方で仕事するんじゃんなくして、本当に自分のやっているサービスの対価として給料をもらっているとそういう意識の違いが一つ一つのサービスの中に出てきます。あと効率化によっても変わってきます。そういう意識は皆さん全員に持っていただきたいなというふうに思っていますので、考え方として、よりもっと効果的にやるための方法をみんなで考えていくのが望ましいんじゃないかというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今、町長の答弁をお聞きして非常に私は怖いものを感じました。町長はよく、民間にいた、民間にいたっておっしゃるんですけれど、ほとんどの人が民間ですよ。綾町民のほとんどは民間です。役場の職員だけですから、公的なところは。県の職員もいらっしゃるかもしれません。ですから、だけれど町長は今はもう公的なところにいらっしゃるわけですよね。ですから今のように、意見としては人間の好き嫌いもありますから、綾町立保育所の先生より私立の保育園の先生が好きな方もいらっしゃると思います。今、私は町長が発言すべきことではないと思うんですね。公的な保育所の職員は給与も保障されているからという話じゃないですか。保障している町長がそれを言ったら、それは職員のやる気はなくなります。国が民間のほうに持っていこうとしているのは事実です。と私は思っています。公立保育所を民間に。そのときにトップにいる町長が、公的な保育所で働いている人が給料が保障されているという、意識として民間より低いかのような発言に私は今聞こえました。そういうふうな形で公立保育所を運営していかれるのであれば、それは公立保育所は近々なくなるなと私は今非常に不安を持ちました。不安を持ったままでいいでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 橋本議員の捉え方ということですけれども、皆さん、そういう意識は持つ必要があるんじゃないかなと私は思います。たとえ公務員であろうが、民間で働いていようが、自分が働いている、それに対する対価としてそれ以上のものを提供するという考えがないとやっぱりだめだと思うんです。これは公務員だから、あるいは民間だからとかそういうことじゃないです。それは確かに町で働いている方はもちろん自営業の方も皆さん民間ですよ。ただその中でやっていくためには、やっぱり過剰に周りに期待するというんじゃなくて、自分たちでそこを何とか乗り越えていこうという気持ちこそ、今こそ綾町に私は必要じゃないかなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長の指導力で町職員の方々がそういう意識になられるように指導していただくことを期待して、次の質問に行きます。 公立・公的病院の再編について伺いました。私も国のほうがこういう方針を出したときに余り身近な問題だとは考えなかったのは事実ですが、宮崎県内でこの公立病院の再編のやり玉に上げられていた病院のリストを見ましたら、何と私がかかっている病院も入っておりました。国はいわゆるベッド数を減らしていきたいという政策をこれまでもずっとやってきたわけですけれども、しかし思ったようには病床の減少は実現していないということで、今回、急に全国の424の病院を名指しをして、2020年9月までに再編統合、機能移転、ベッド数縮減などの計画を具体化するように求めております。今申し上げましたように、宮崎県では7つの医療機関が指定をされております。私だけではなくて、この医療機関の7つのうちに町民が利用している病院も複数あると感じております。町長、この国の方針についてどのようにお考えか、今回通告をして見解を伺うことにいたしました。答弁を求めます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 綾町が属する宮崎東諸県二次医療圏で政府から公表された公立・公的医療機関は、2医療機関となっております。江南病院、宮崎東病院となっております。 宮崎東諸県二次医療圏は、宮崎県内では医療機関医師多数区域となっており、政府が再編統合について議論が必要と公表した医療機関が再編統合された場合でも、影響は余り大きくないのではないかというふうに考えております。ただ、町内の方が公表された医療機関で診療等を利用されている状況にもあります。 今回の公表は、重症患者を扱う急性期病床のある医療機関で、心疾患、脳卒中、救急などの分野の高度医療の診療実績が乏しいこと、代替する民間医療機関が近くにあるなどの基準を数値化しただけで、地域の事情は全く考慮せず、ただリストアップされた形となっております。今後、宮崎東諸県二次医療圏の人口減少や高齢化といった社会の変化に応じ、圏域のベッド数や機能の見直し、地域の医療供給体制については、公的・民間病院を含め再構築進めていく必要は出てきています。しかし再編統合については、政府の公表を進めるのではなく、地域の実情を勘案し、県、近隣市町、県医師会、市郡医師会と協議しながら、本町住民の不利益が最小限となるように行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今町長のほうから地域医療機能推進機構の宮崎江南病院と国立病院機構の宮崎東病院というふうに出ています。そのほかにあと5つあって、7つ県内でありますけれど、今2つ以外のところにも綾町民が利用している医療機関は、個人的な情報でもございますので、この2つだけが対象になっているわけではないので、ぜひそこの認識をいただきたいと思っております。今、県知事会とか県議会とか市町村長や、全国ではこれは大変困った問題だということで声が上げられております。ぜひ町長もそういう姿勢を大事にしていただいて、一緒になって国には改革を進めないような対応をしていただきたいと思っています。町長おっしゃったようにかなり数字的な問題だけでやっているんですね、代替の医療機関があるところは削るみたいなのは、何か20分で車で移動できるところにあればもうそこは要らないみたいな、かなり数字だけでやっておりますので、綾町は今、医療機関がだんだん減ってきまして夜間は無医地区状態ですので、ぜひ町民の健康を守るためにも頑張っていただけたらと思って要望して、綾町民への影響は大きいと私は思っておりますので、ぜひそういう立場でほかの自治体の町村長とも手を組んで国に申し入れをしていただきたいと思っております。 次に、会計年度任用職員についてです。 通告したころにはホームページに募集要項も出ていましたし、募集人員も出ていたんですけれども、1次募集が終わったということで今は削除されておりまして、2次募集はまだ今朝の段階ではホームページに載っておりませんでした。現在、非正規職員が98人というのを12月議会で聞いておりますけれども、今回、会計年度任用職員の募集は何人なのか伺いたいと思います。募集の人数です。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 現在の非正規職員数98人と会計年度任用職員募集数の違いについてちょっと説明します。 広報紙において1月29日から綾町ホームページ及び役場窓口に要綱を設置して募集してまいりました。御質問の内容は何人応募があったということでしたよね。(「何人募集したか」と呼ぶ者あり)募集人数は85名です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 85名募集して、その98人現職でいらっしゃる方、98人に85人にした根拠と応募者数について答弁求めます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 85名ですけれども、エコパークセンターの職員、農林振興課の土壌分析や自然生態系農業の認証を行う職員、または図書館など、役職や専門的な知識を必要とする職に関しては、一般公募が適当でないと判断したことから募集を行っておりません。その結果、85名募集しております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 実際応募し、採用に至った職員数を教えてください。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 現在の会計年度任用職員の申し込み状況でございます。 第1次募集に対して申込者が69名でございます。これから不足している部分について第2次募集を行ってまいります。最終決定は3月末を予定しております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 12月段階では全てパート職員の予定だというふうに聞いておりますが、公募した条件も全てパート職員なのかどうか。それと先ほどエコパークの関係と農林の土壌分析や認証職員、図書館は公募していないということですけれど、これは会計年度任用職員以外の職名で採用するということでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 公募をしていない職員についても会計年度任用職員として採用する予定でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) いや、全てパートかどうかと聞いたんですけれど。
    ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 各課との打ち合わせの中でフルタイムの会計年度任用職員が今のところ1名予定しております。こちらにつきましては、小学校で現在働いていらっしゃる方ということなんですが、今度6年生に上がるクラスを、県の規定の中では40人学級で2クラスということ、5年生2クラスなんですが、これを6年生で3クラスにしたいと。そうなるとこの会計年度任用のパートタイムの時間の中では担任が補えないというようなことの話がありましたので、この方についてはフルタイムで考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 保育士さんの会計年度任用職員の公募者数と応募者数を報告ください。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 保育士関係でございます。保育士の公募で担任を持たない保育士さんを10名、それから担任を持つ保育士さんを11名公募をしております。計21名。これに対して17名の応募があっております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 課長、今担任を持つ人と持たない人を分けたんだから、何人かというのも、持つ人と持たない人に分けて報告してください。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 保育士の担任を持たない方の応募が6名、担任を持つということで申し込んでくれたのが11名です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 担任を持つ人もパートタイムということになると思います。先ほど松浦議員の質問にもありましたけれども、綾町はこれまでおおむね、短い期間はありますけれど、待機児童を出さずに運営をしてまいりました。何日間かは待っていただくということはあったと思います。待機がゼロだということではなかったと思いますけれども、待機児童を出さずに運営をしてまいりました。今回第2次募集で申し込んでくる方がいらっしゃるかどうか、確証はないわけですけれども、担任を持つ人までパートにする、先ほど農林の土壌分析とか金銀銅の認証職員とか、図書館は司書だということだと思いますけれど、私、そういう意味では保育士さんの資格を持った人というのも大事な人材、みんな大事な人材なんですけれども、足りなければすぐ子どもの預かる数は減るわけですから、そこまでパートという考え方には非常に同意できないものを持っております。 次の③にもかかわってきますし、④にもかかわってくるわけですけれども、もともと人数も少なくするわけですから、正規の職員にかかる負担もふえると思いますし、先ほど言った保育児童入園の子どもたちのところの影響、保護者への影響も出てくると思っておりますけれども、そこはどのようにお考えなのか伺います。非常に時間もあんまり限られているので、④にも行くわけですけれども、12月議会のときに全てパートにするのは財政事情だというふうに聞いております。その後、12月議会が終了したその日に町民の方から情報がありまして、総務省が1,700億円の財政措置をするので、会計年度任用職員への移行は不安を持たずにやるようにという高市総務大臣の記者会見のニュースがあったと聞きました。それが金曜日でしたから、月曜日、蓮子課長にもその記事はお伝えしたんですけれども、国からの財政支援があることははっきりしていると思うんですね。そこはどのようにお考えなのか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まず、正規職員と住民への影響について答えます。 答弁の内容と重なりますけれども、行政のサービス低下の影響を及ぼさないようにということで各種アンケート、ヒアリング等を行って、職員勤務時間等をも検討したような次第です。正規職員については、業務が増大していく中、いろんな業務が多様化しておりますので、それを念頭にこの雇用数とかというものも考えております。 国の財政支援についての一つ考え方なんですけれども、1,700億円計上とのことです。この会計年度任用職員については、普通交付税、包括算定経費ですからもうまとめてぼんと入ってきますので、これがどういうふうな形で入ってくるかというのは交付税という形で入ってきますけれども、それについてはまだ具体的に決まっておりません。そういうものがもっと具体的にわかってくればそれを有効に使うという方向で考えていきたいと思っております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 行政サービスの低下を起こさないようにやるということは、どこかにやっぱり無理がくると思っています。少なくとも今不足している人数が2次募集で来るという確証はないわけですし、今、保育士さんになり手がなくて、全国的に保育士不足を起こしておりますので、私はかなり危ういと思っております。今、町長、普通交付税で来るからわからないというふうにおっしゃいましたけれど、これは国に聞くと、積算根拠はわかるんですよね。例えば消防団員の火事のときの出動手当もそうですけれど、交付税で来るからわからないと行政は言うんですけれど、国に行って、総務省に行って聞くと1人幾らですとちゃんと値段出すんです。ですから交付税は積算があって、別にこう袋に手を入れてつかんでお金くれるわけではありませんので、私はでも初年度は普通交付税に算入されずにひもつきで来るんじゃないかなと思って期待しているんですけれども、金額はわからないにしても、来ることは間違いないと思います。ですから、いつも普通交付税で来ると幾ら来たかわからないとおっしゃるんですけれど、これ国に聞けば教えてくれる話だと思っておりますので、今回の1,700億円が綾町に幾ら来るかははっきりしませんけれども、私、ぜひフルタイムで雇用する必要性のあるところ、要するに行政サービスを低下させないために職員に無理をさせるということにならないように、そうしたところにお金を使っていただきたいと思っています。 担当課で結構です。今回、98人のうち、私の記憶では67人がフルタイムだったと思って、61人、67人、がフルタイムだったところをお一人以外全部パートにするということで、少なくなる今の臨時的な職員の人たちと会計年度任用職員になってからの減る労働時間数って幾らになるでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 現在、7時間45分のフルタイム、これを7時間にということでございますので、ちょっと計算しないとあれですけれども、その45分ぶんの時間が、月大体20日ですので、変わってくると思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 行政のその水準を下げないようにと町長おっしゃったんですが、多分、議会事務局も削られるんですよね。本会議以外の委員会の記録は音だけ、要点はまとめるんだそうですけれど、そういうことで影響はもう既に予想されておりますので、会計年度任用職員の財政、国の支援については、ぜひその目的に使っていただくようにお願いして、次の質問に行きます。 国民健康保険の制度についてというふうに通告いたしました。資格者証や短期保険証の交付についての見解は、以前にも求めていて、実はコロナウイルス感染症との関係で今回ちょっと質問したいと思います。 綾町には今現在、今議会のための国保運営協議会では資格者証の発行部数が2世帯になっています。短期保険者証の1カ月の世帯はかなり多いです。今、国のほうが、コロナウイルスの感染症で急に風邪の症状が出て病院に行ったときに、資格証明書では10割個人負担になりますので、そこを資格者証から短期保険者証に切りかえるという指導をしていると国は言っているんですけれど、綾町は対応されているでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) まだそのような事例というか、相談ございませんので、短期者証に切りかえての発行はいたしておりません。相談ございましたときにはそのように対応してまいりたいと思っております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 相談があったときにじゃないんです。しなさいというふうになっているはずなので、そういう通知をしていると国は言っておりますので、少なくとも資格者証は2世帯ですから、相談がなくても2世帯はすぐわかるわけで、例えば大阪府の堺市はもう、すぐ郵送しているんですね。資格証明書の世帯に短期保険証を郵送しているというところももうあります。それとその1カ月の保険者証は、切りかえの時期になったときに、具合悪くなって切りかえに行けないということも考えられますので、短期保険者証1カ月のところは特に世帯数が綾町は多いですので、国の指導に従って対応するように求めたいと思います。 それから、資格者証と短期保険者証の交付についての見解は、町長、すみません、今回はもうお聞きしません。 ②です。保険税の軽減の考え方と手だてについて伺いたいと思っております。 国民健康保険税は高過ぎて払えない人がふえています。滞納処分とかいろいろ取り立てとか財産の差し押さえとか、全国ではいろいろやっておりますけれど、それで全体的に滞納が減っているという事実はないと聞いています。ですから、保険税を引き下げる手だてを考えていく以外、もちろん国への要望は委員会でも出ました。国に強く要望を続けないと、国保会計制度はもう、国保制度は成り立たないんじゃないかというのは委員会の審査でも出ているんですけれども、綾町独自で保険税の軽減の手だてを考えるおつもりはないか、考え方と手だてについて伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 国民健康保険等も含めて令和2年度は1,500万円ほどの繰り入れをしてということで、それで県内でも、トップクラスではないんですけれども、中程度ぐらいの金額になりました。これから4月、5月、そこでしっかり見ていって、今、当初予算のほうでは1,500万円というふうに考えているんですけれども、もう少し情報を含めて次の臨時議会等も準備しないといけないかと思いますけれども、そこに向けて考えてまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 基金の繰り入れ以外に、それは国保会計のところも含めますが、もっとその被保険者の側に立って手だてを考える予定はないか、考え方はないかどうか。どういう方法があるかということでいえば、負担割合、資産割をなくすということとか、均等割、平等割をなくしていくとか、要するに社会保険に近づけるという形で負担軽減を図っていくというのは自治体でやっておりますので、ほかの自治体では、そういうお考えを示していただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 綾町の場合には、こう言ったらあれですけれども、所得の余り高くない人が多いというのが、他市町村に比べてもあるというふうに聞いております。そちらのほうの分析をしっかりして、負担をできるだけそういう形で軽減できるようにという方向で考えたいと思いますし、必ずしも従来どおりの方法でその比率でということじゃなくして、しっかりと分析した中で今後も見直していきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ぜひ検討をして考えていただきたいと思っております。町長が今、綾町は所得の高くない人が多いというのは、低い人が多いというのかよくわかりませんけれども、努力者支援制度でいくと綾町は所得は近隣よりちょっと多いので、努力者支援制度じゃありません、県からの特別な激変緩和には令和元年は対応しませんでした。要するに激変緩和しなくちゃいけないほど所得が低くないというのが県の評価だったんですね。ちょっと令和2年の新年度予算でそこがどう評価されたのかは聞いておりませんけれども、ですから国保全体がみんな所得の低い人なんです。いわゆるフリーターの方も失業者の方もみんな国保に入るわけですから、決して綾町民だけが所得が低いわけではありませんけれども、所得の低い人が入っている制度なのに国がお金を出さないというところが大きな問題です。今回委員会でも、各自分が所属しているいろんな団体を通じて国に強く働きかけをしなければ、被保険者負担は減っていく状況にはないという意見が出されておりますので、町長も事あるごとに国保税の国庫負担の引き上げてほしいという立場に立っていただいて、綾町は独自で被保険者の保険料を引き下げる努力をぜひしていただきたいと要望したいと思っております。 次に、介護保険料について、高過ぎる介護保険料ということでお聞きをいたしました。国保税の高さもさることながら、国保税は年金生活になると国保税は比較的減ります。ただ介護保険は、自分が全く使わなくても年金から天引きされてきますので、高齢者の方々が介護保険料高いという認識は平等に持っていると思っています。せんだって2カ月に1回、もらうというのは変ですよね、2カ月に1回の年金が3万円以下だというお母さんを見ていらっしゃる方から相談を受けました。要するに1カ月1万5,000円程度ですね。ですから子どもさんが高齢になっても働かなければお母さんを介護できないという状況の方でした。それで何とか施設にお預けしたいと思っても、介護度が余り高くないもんですから、介護保険制度の改悪で介護度3以上じゃないと特老に入れないんですね。ですから介護施設に入所させることもできないということで相談をいただきました。第8期事業が来年から、今年度計画を立てて、8期事業に入っていきます。介護保険料は間違いなく上がると予想されます。と思います。町長がどう思っていらっしゃるか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 高過ぎる介護保険ということですけれども、私もそこはもう実感しております。今お話ありましたように、2カ月で3万円というのは本当に生活大変だろうなというふうに、私の目から見ても十分推しはかることはできます。そういう意味でも、この負担をできるだけそういうかからないようにするために健康を、別な意味で健康寿命を延ばしていくというか、そういうのにかかる必要がないようにという方策も含めて、町内全体、そういうことに介護予防活動等も含めて対処してまいることも必要じゃないかというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今回、委員会審査の中で社会福祉協議会がケアマネジメントの事業から撤退するということで、ただでさえも少ない事業所がまた一つ減るということになるということが、きのう委員会でわかりました。今、また介護サービスは1号被保険者の中の3割ぐらいですから、利用しているのが、何とかやって引っ張っていくのかなという気はしますけれども、事業所が少ないというのはもうサービスを受ける人には直接影響することですので、これは社会福祉協議会のことですので、個人事業所ではございませんので、何とか町長、そこをしっかり考えていただいて、事業所が持続できるような、再開できるような形でやってほしいと思っておりますけれども、今、社会福祉協議会が事業をやめたことについての考え方を伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 社会福祉協議会が事業をやめたことの理由は、2人いらっしゃった方の一方の方がもうおやめになるということから、これ以上難しいということでほかの施設のほうにお願いしたというふうなことでしたので、やっぱりそういう人の確保といいますか、やっぱりこう専門的なそういう資格を持った方を確保するのは本当に非常に難しいんですけれども、そういう人的な面とか、そういうことも含めてやっぱり考えていかないといけないと思いますし、そういうことが理由で閉鎖せざるを得ないというのは非常に残念なことですんで、そういう面も含めて、人を育てていくといいますか、そういうふうな対応も今後考えていきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 担当課長に質問いたしますが、介護保険制度も国保制度と一緒で改悪が進んでおりまして、多分2020年から介護保険制度にも保険者努力支援制度が導入されるというふうに聞いておりますけれども、間違いないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) そのように聞いております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今回は努力者支援金をくれる、国保はくれるわけですけれども、介護保険制度では減点もあるというふうに聞いているんですけれども、そこの確認はとれているでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 詳しい内容については、まだちょっと勉強中でございまして、また今後お伝えしていきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長、これもう本当に制度がもう破綻しているような状況でございます。先ほど言いましたように、綾町でも3割ぐらいですから、介護保険利用できる年齢で利用している実績が、それも100%限度額いっぱいは使っていなくて今こういう状況ですので、8期事業はかなりやっぱりきちんと国にも物を言っていくという立場にならないと、組み立てることは難しいのではないかと思っています。多分、私の文教福祉委員長の立場からその計画の中に私も入ることになるのかと思っていて、非常に怖い思いをしておりますけれども、ぜひ国に対してこの制度の改悪するのではなく、改善するような方向で意見を言っていただきたいと思いますけれど、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この件に関しては、ほかの町村の方とも話す機会があるんですけれども、やっぱりもう自治体だけでやっていくものじゃないと、やっぱりこうみんなで声を上げていく必要があるというふうに考えておりますので、みんなで力を合わせて国のほうにお願いしていくという方向でこれから進めていきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) すみません。スピードがアップします。 総合基金です。各部会への説明会がもう終わったのではないかと思っておりますけれども、出た意見、それとそれに対するどのようなお答えをしていったのか、それとこの制度のいわゆる新しく、一旦、今やめている制度を新しく組み立てていくというその最終結論の見通しについて伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 総合基金についてですけれども、各部会への説明は基本的には私、副町長、JAから組合長、専務、常務が出席して、まずは1月31日に露地野菜を最初に、それからこれまでに露地野菜を2回、果樹を2回、キュウリ、養豚、各協議会を対象に合計6回開催しております。出席者は合計87名にわたっています。開催できていない肉用牛の協議会は3月16日と23日に開催する予定にしております。 今後の見通しですけれども、説明会において出た意見については新たな制度に移行することや、その制度の中で生産者の積立金を返戻することについては大きな異論は聞かれておりません。おおむね理解していただいたと考えております。このため、今後、肉用牛協議会との対応をはじめ、新たな制度を肉づけするための各部会ごとの協議を引き続き行い、年度内には運営委員会を開催して、新たな対策の要領等を決定することで総合基金から新対策に移行できるよう事務を進めていく予定にしております。 いただいた質問に対しては以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私もキュウリ農家ですので説明会に伺いました。おおむね50名ぐらい、87名ということはほとんどキュウリだったのかなと今思っているんですけれども、残念ながら町長は出席されませんでした。副町長の御挨拶もありませんでした。私は副町長がいらっしゃっていることすら気づきませんでしたけれども、それでその中ではやはり②、③の質問にも入ってくるんですけれども、これで責任をとったことになるのかという質問は出たと思っています。要するに若い方からはそういう質問が出ております。担当課長は前町長が寄附金を集めたことと、あと自分の歳費を減らしたことと関係職員もそれをやったということで責任の全部とは言いませんけれどもとられたという話をしておりました。やはり、これでもう終わりなのかという思いはやっぱり生産者の中にはありました。そのことについての町長のお考え方を伺いたいと思います。 それは②、③のほうにもいくわけですけれども、町長は議会では当時の町長と委員の責任を求めるということを言っていらっしゃいます。求めるのをやめるということは公には言っていらっしゃらないと思うのです。今回、キュウリの説明会には町長は出席されておりませんので、町長に直接聞く機会はなかったわけですけれども、その点についてどうされるのか。既に前町長にはお願いに行っているのかどうか。 また、その横領分を町費で負担することができない理由についての質問もありました。やったらどうなるのかという質問もありました。そのことについて答弁を求めます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 横領によって経済的な被害を基金のほうでは受けたわけなんですけれども、これに関して生産者からいろんな意見が出てきているのは承知しております。 2年前に弁護士のほうに相談した際には、法令により社会通念の意見から横領はあってはならないこと、現状で運営委員会として管理責任を負っているのは横領によって減収した結果、現在の基金であることなどと言われております。この件に関してはやっぱり当時の会長である前町長、運営委員会というのも当然責任はあるわけなんですけれども、責任に対して追及していくかということはまだしておりません。ただ、この基金に関して十分な周知が運営委員のほうにも伝わってなかったということもございます。そして、生産者の方も十分この基金の実施要領について知らないままずっとこれまで来ているということで、いわば欠席裁判じゃないですけれども、そういう形で事を進めてきたということが大きいと思いますので、前町長をはじめ、各運営委員の責任を求めることについては担当者の業務の指導の監督や監査の実施状況等から道義的な責任はあるとの見解には変わりありません。その中で、前町長の責任は最も重大であると考えております。しかしながら、一介の会長の責任を問うとなると、それまで以前、それ以外の委員全員に責任を問わざるを得なくなることから、運営委員の構成者として、今後、各委員への責任追及というのは今考えておりません。ただ、運営委員もいわば生産者であります。被害者であります。そういうことから責任追及というのを考えておりませんけれども、前町長に対してはやっぱりこういう事態を招いたということで、今後責任追及も含めて考えてまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私、今ここに籾田町長が就任されてから総合基金について発言したことを印刷した議事録を持っているんですけれども、まず6月18日のときには、「農畜産物総合安定基金に関してもその問題の責任を徹底して追求し、各生産者に積立金から発動額を差し引いた全額を返還します」というふうに言っております。 また、青木議員の質問に対しても「横領されたお金に関しましては、この運営委員のほうに責任がありますので、そこは徹底して追及してまいります」というふうに発言をされております。 また、増田副町長が議員だったときに同じ質問に対して「この基金を横領された件に関する責任はこれまでの運営委員にあるというふうに考えています。ですから、そこのところはしっかり責任を追及するという考えです」というふうに答弁されております。 もう1カ所では、「前の町長であっても自分のときに発生した事象なので、そのことはしっかり説明してちゃんとけじめをつけていただきたいというふうに考えております」、それがずっと松本議員の質問に対しても増田副町長への答弁の中でも出てくるんですけれども、運営委員に関しては追及しないというふうに撤回をされるということでよろしいでしょうか。それと、全員協議会でも今回の各生産者の部会に説明する前に前町長にお会いして、ぜひそこの責任については、例えば寄附という形でお金を出してもらえるようにお願いをしたけれども無理でしたとか、お願いしたら一部出すと言いましたとかというのを説明すべきじゃないかという意見も全員協議会で出されておりますけれども、今日に至るまでそれをされていない理由について伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まだ前町長に対して、横領され分の請求については行っておりません。 あと御質問の中で運営委員に関して責任はこういう事態になったというのはあると思いますけれども、それに対する追及をすることは考えておりません。どうして前町長にまだ責任追及していないかといいますと、もう一つ考えないといけない問題があります。これは弁護士のほうからも指示があったんですけれども、責任追及の近似性、確信犯のほうから順次責任は追及されていくものだと、今回、最も悪いのは横領した本人、黒木氏で、やっぱりそこに近いところとなりますと、やっぱりそことの関係、連絡、管理等がありました職員のほうにもあります。ただそこに対してこれまで前町長のほうから各種指示が出てきましたので、そこにまで責任追及をかけるのはおかしいんじゃないかと。弁護士のほうからのアドバイスでは、町長は今いろんな事務を抱えているので全て把握していないと、もし町長に法的にそういうふうに行った場合には、それに関連する職員にまで影響が出てくるということもありましたので、ここのところは慎重に考えないといけないと、ですから法的に責任追及、そして横領された額を請求するというのは難しいというふうに考えております。ただ道義的責任として前町長──会長に対してそれをお願いするというのは今後考えてまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 表現の仕方はいろいろだと思いますけれども、厳しく追及するということはもう撤回するというふうに考えてよろしいですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 厳しく追及といいますか、やっぱり知らなかったということは無責任なんです、運営委員でも、ちゃんと実施要領も。ただもちろん自分の運営と言いながら生産者でもあります。自分のところの農作物、肉用牛、いろんな畜産関係にしても業務は忙しいと思いますので、全てが全て把握しているわけではないと思いますので、その方に対して厳しくというか、金額的に請求するということはそういう運営委員、生産者の方には控えたいと考えております。ただ、被害者でもありますのでそこは控えたいと思いますけれども、会長──前町長に対しては被害者じゃなくてむしろ加害者側にあるという考えからすれば、前町長に対してはその分の責任追及はやっていきたいと考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 制度的なことですけれども、説明の中で新しい制度に入ったらお金が返ってくるのか、新しい制度に移行しなくても返ってくるのかという部分が非常に不明確な説明だと思っておりますけれど、そこのひとつ確認をしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) 現在の総合基金の要領で不返還の原則というものが二重にかかっている部分がございます。全体的には一重でございますけれども、それに従いますと返戻することは難しいと。こういったことを含めた全面的な要領の見直しを行いまして、新しい制度を再構築した上で、その制度の要領の中では返戻できる仕組みにした上で、返戻ができるような制度設計を考えているということでございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長、全体が終わってからでいいんですけれども、先ほど町長はおおむね理解されたと思っているとおっしゃったんですけれども、でもいろんな意見が出たことも把握されているとおっしゃいましたので、私、今回の広報に載せた町長の説明は余り納得しておりません。要するに経過説明だけだったと思っております。ですから、今回出された意見に対してきちんと回答も書いて、広報じゃなくて結構ですので各部会に、各農家に全部行きわたるようにまとめたものを出していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 広報の中に綴じたのは、あそこに対する今後の方針とか対応等ありましたけれども、はっきりとしたものは書いておりません。ただ各生産者が基本的なことで御存じないところがたくさんありましたので、皆さん共通の土台を持ってもらおうという意味であれをお配りしました。 各協議会へ対する説明も一応説明をしましたけれども、今後、新しい制度に関しての説明もこれからするところです。制度というか構築していかないといけないんですけれども、そのかわりに協議者との間の話し合いもありますから、そこの中で各生産者のほうにそのことを説明してまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 残りは何分でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 2分。 ◆議員(橋本由里君) それでは、7番目の質問につきましては通告していることに答弁だけお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まず、神下の交差点の改良に関してですけれども、これはもとをただすと昭和32年にさかのぼるんです。今から62年前、西田町長のときからの話です。その後、昭和59年に最終決定を受けており、長い期間計画が存在しておりました。 まず、神下の交差点のほう、私も今朝、通ってきましたけれども確かに最後のところは危険です、歩道もありませんし。そういう意味ではこの問題というのは解決しないといけないと思っていますし、担当のほうとも今協議といいますか話し合っているところなんですけれども、この神下のこの路線、今年度中に方針を決めて令和3年度にはそのめどを、存続するのか変更するのか、この制度を廃止するのか、最終的な判断をしてまいりたいと思います。 もう60年以上もずっと前のことですし、今はそのときと状況ががらっと変わっています。住宅も建っていますし、そのまま延ばすのがいいのかどうか、この件に関してはもうはっきりと判断していって、県のほうとも相談してまいりたいと思います。 次に、田の平・綾線の拡幅工事の件なんですけれども、綾南川橋の南詰から宮ノ谷地区を経由して二反野地区の公民館付近までの路線となります。道路幅も狭くなっている箇所は山道となっている部分もあり、家屋が数件点在しております。 平成24年度に本県道の拡幅整備が行われましたが、従前のまま道路幅が狭い場所がまだ数カ所存在しているような状況です。その箇所においては道路に住宅地が接するなどして道路が広げられなかったり、地形的に拡張が困難であることが原因となり、整備が行えていない状況になっています。こういった箇所には車両が対面した場合に一方が待機せざるを得ない状況にあります。 県ともこのような状況を踏まえて協議して、今後どうやっていくか、こちらのほうも検討してまいりたいと思います。 最後に、古城墓地の移転の件ですが、昨年6月の議会でも同じ質問があり、当事者がとられた移転費用の見積もりが2社からで86万円から87万円と高額であったため町のほうで負担してほしいという意見がございました。その後、役場のほうでも他社から改めて見積もりをとりましたところ、約40万円と半額以下の金額の提示がありました。当事者にも移転費用が同じ古城地域内でも錦原公園墓地への移転でも約40万円でできる旨を伝えたところです。当事者のために両方の墓地に区画を確保していることもあり、今後については再度協議してまいりたいというふうに考えております。 また、その技術的な面から古城墓地のところは急傾斜地崩壊対策危険区域となっています。ですから、非常に危険な状態という状況になっておりますので、そういうこともこの件に関しては対策方法があれば、今後措置を講じていくようにしていきたいと思います。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
    ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 1番に関しましては、県のほうはこちらが都市計画を変えない限りは動きようがないということでしたのでお願いいたします。 田の平・綾線につきましては、県としてはもう改良は終了した道路になっています。今回、県道整備部と土木事務所と両方に行ってまいりました。土木事務所としては工事は終了という区間になっておりますので、引き続き要望を毎回出していただくということにならないと机の上にテーマとしては乗らないということですので、ぜひ要望を続けていただきたいと思っております。 私もときどき通って危ないところは確認しております。 それから3つ目ですけれども、町長、就任した6月にお願いしたときも協議すると言ったんですけれども、何か話し合いがうまくいっていないんです。要するに立場としては全額本人に出させようという意識ですから、今のところ、役場は。全部出させるかどうかは検討しますという答弁をしていますので、具体的に石の整理、墓石がすごく多いお宅なんです。でもお骨はもう1カ所に入っているそうです。ですから、本当に具体的に解決するために話をしないと、これも土木事務所にも行ってきました、最近。そしたら、土木事務所としては、先ほど言った急傾斜地の危険度からいくと、まだ工事の対象にならないと、水は高いところから低いところに流れるので、地下水でもそういうことが起きていますので、あとは管理者との話し合いになりますという回答でした。ですから、ここの部分が急傾斜地の工事の対象になるのはちょっと今見込めません。ただお墓はずれてきておりますので、具体的な負担の問題も含めて、何しろその保有者には一切過失のない話でございますので、具体的な話をしないと何年経っても解決を見ない状況になっております。ぜひ、墓石の整理も含めて具体的な、一方的にただ費用が半分になるというだけの話ではないところで進めないと解決しないと思っておりますので、早急な解決をお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時半から開会します。(休憩午後0時10分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 兒玉千歳議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉議員。 ◆議員(兒玉千歳君) それでは、新年度事業計画についてお伺いいたします。 最初に、少子高齢化による人口減少対策について、お伺いいたします。 労働人口である若者定住増のためには生活環境、子育ての環境が今以上に必要不可欠と思われますが、町長の御意見をお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えいたします。 兒玉議員からの質問ですけれども、綾町では、人口減少を克服し将来にわたって活力ある地域社会を実現するため第1期綾町まち・ひと・しごと創生総合戦略において、さまざまな角度から人口減少問題に取り組んできております。 若者定住対策としまして、1、若者定住促進住宅料補助、2、固定資産税の減免、3、新婚新生活支援事業、4、一般不妊治療助成金、5、第3子以降の出産祝い金、6、病児病後児保育、7、児童館運営、8、小中学校の充実、9、中学生までの医療費助成、10、中学生を対象とした学習塾開講など結婚から子育てまでの支援策を講じております。さらに、新年度からは高校生を持つ保護者の負担軽減策として高校生通学補助を予算計上いたしております。 これらの事業に取り組んでおりますが、今後、生活環境や子育て支援のみならず、広域でも働く場所の確保や教育環境の充実が重要であると考えております。 通勤・通学しやすい環境での就労・就業に向けて、近隣市町と連携し若者定住に取り組んでまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございました。 今、説明があった内容でもまだ若者が足りないというか、労働人口に対する割合が低いと思っております。私が思うのは子育て環境にある母親の待遇、処遇というか条件がまだ政策に欠けていると思います。今言われたことは全体的なものであって、ピンポイントでいいますと母親がやはり働かなくちゃいけない環境にあります。役場としても非正規職員の削減とかはしておりますけれども、町内の企業に対いてももう少しそういうところに働きかけるとか、入居者に対してはそういう方面をもう少し力を入れてやっていただけるようなシステムにしていただけると助かるんですけれども、先日お伺いしました東峰村では、このようなパンフレットでこれは村補助金の一覧表です。人口が2,000人弱のところでも60項目、これに対する補助金の内容が全部わかっておるし、担当者の窓口の電話番号まで書いてあります。だから、こういうのも転入者とかそういう方には知らせて、子育てに対する条件等もありますし、またそういう働く場面に対してもいろいろ政策があるというようなことを伝えていただければ、まだふえるんじゃないかと思っております。何せ宮崎市にも近くて交通の便もいいわけですので、ぜひ綾町をそういう方面で、ベッドタウン化に取り組んでいただきたいと思います。 それからもう一つ、この中で県内には大学校とか専門学校がありますけれども、高校を出てから県外の大学や専門学校に行かれる若者がおります。これも県のほうもいろいろ対策をとっておりますけれども、なかなかその実情が回復しないというか、1回県外の大学や専門学校に行った場合は町内とか県内に戻って来る学生は少ないと思います。だから、町長も県に対していろんな会議等があると思いますので、できたらそういう大学とか専門学校の学部の内容、それと授業の内容を話し合っていただいて若者が県外に行かなくても県内で学べるような努力が必要じゃないかと思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問ありがとうございます。 綾町の人口が3月1日現在で6,985人になってしまいました。先月から17人減って、また7,000人を切ってしまったんですけれども、さらに4月には今度は年度が変わりますし、また移動があるかと思いますのでどうなのかなと心配なのですけれども、御質問のとおりやっぱり地元にできるだけいていただけると、やっぱりそういう魅力あるものを本当につくっていかないといけないなというふうに感じております。そのためには保護者の方が安心して働ける環境もそうですし、将来的に例え外に行っても地元に戻って来れるという、そういうこともこれは1つだけで解決する問題じゃないんじゃないかなというふうにも思っています。 松浦議員の質問の中でも説明したんですけれども、綾でやっぱり核となるようなそういうふうな事業がやっぱりできていかないといけないのかなと、そのためにまちづくり、観光協会、それから地域商社的なものをやることによって地元でも十分もうかるんだ、採算がとれるんだというふうな事業、そして地元に住みたいとそういうふうな魅力あるような町にしていきたいというふうに考えておりますので、そういう意味でいろんな小さなことでもいいです、一つ一つでもいいです、何かこういうふうなことをやってみたらどうかというふうなそういう建設的な意見があれば、どんどん教えていただければと思います。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございます。ぜひ若者が育って人材育成につながるようなシステムで長い目で取り組んでいただいて、今の若者の方が安心するような取り組みにしていただきたいと思います。 2番目に地域おこし協力隊について、お伺いいたします。 現在、地域おこし協力隊は綾町の政策のもとで募集されて来た若者であるわけであります。その若者が地域に根ざすための取り組み等、条件に入っていたと総務省の規約の中には書いてあります。 今回は予算削減ということと見直しがあったんだろうと思っておりますけれども、お2人が1人なり、1人が一生懸命3年間通してきたことをあやえきとして立ち上げて、運営しておりました。でも、今回そういうふうなことで職を離れるというようなことを聞いております。最初の条件として総務省は人口減や高齢化等の進行が著しい地方において、地方外の人材を積極的に誘致し、その定住定着を図るということで促しておりまして、綾町もそこのほうで手を挙げて募集をしたわけですけれども、この総務省の中でも地域おこし協力隊員が活動ができるように地方自治体としては責任を持って地域おこし協力隊を受け入れることと書いてありますけれども、役場のこの募集要領によると、そこあたりまで全部書いてありますけれども、なぜ今回はそういうような内容になったのかをちょっと御説明をお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御説明いたします。あやえきに関してなんですけれども、地域おこし協力隊は平成27年度から平成29年度まで3年間、2名に委嘱してまいりました。任期が終了した平成30年3月、その2名により一般社団法人あやえきが設立されました。平成31年3月には、そのうちの1人が退職し、現在、アルバイト社員を含む2名で運営されています。 参考までに、地域おこし協力隊とは、地域活性化活動や地方での暮らしなどに興味がある都市部の住民を受け入れて、自治体が地域おこし協力隊として委嘱するもので、その報償費や活動費は総務省が地方自治体に対して特別交付税措置を行います。委嘱は3年までで、その後、隊員にはその地域での起業や就職などにより定住し地域に根づいていくことが望まれます。 一般社団法人あやえきの業務について述べますと、綾町としましては、平成30年4月に開設した綾ユネスコエコパークセンターの管理運営業務を委託しています。 その具体的な内容は、センター内及び周辺の環境整備、土日祝日及び夜間の対応等があります。また、ユネスコエコパーク推進業務の一部を委託しており、来館者の対応、まちづくり協議会事務局、森林セラピー業務、コケ養生に関することです。さらに、ホームページ等を活用した情報発信業務も業務に含まれます。 町当局としては、限られた予算の中で最良の成果を出すために、綾ユネスコエコパークの一層の推進とエコパークセンターのさらなる利用促進を目的に業務の見直しを行いました。 業務の見直しについて申し上げますと、この2年間の来館者・会議室利用者数を分析した結果、休館日を現在の火曜のみの週1回から令和2年度は火曜日・日曜日及び祝日を休館日とし、業務のスリム化を図ってまいりたいと思います。また、夜間の管理業務は会議室等の利用がある場合のみ必要となりますのでシルバー人材センター等に委託することを検討しております。 あやえきに委託した業務内容について、エコパーク推進室のほうで業績に対する評価を定期的に行っており、その評価内容や綾町として求める成果目標についてもあやえきに提示しています。令和2年度につきましては、以上のような業務見直しと定期評価の結果を総合的に判断し、あやえきへの業務委託は行わないと判断した次第です。 なお、あやえきに委託していた情報発信等の業務については会計年度任用職員を1名募集して対応していきます。 また、今回の措置によって抑制を図った経費の分で小中学生を対象とした環境学習等の拡充を行います。そのため、環境学習を担う専門的知見を有した会計年度任用職員を1名あわせて任用することとしています。 以上のように、あやえきに関してはこれまでの業務に対してもう一度見直して本来のエコパーク推進室、あそこの事務所をより有効な、効率的な活用を図っていくということから見直しを行った次第です。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 私も4年間は文教福祉委員会にいまして、エコパークについてはその地域おこし協力隊に対して今のままでは本当に独立できるのかというのは再三言ってきました。特にコケの養生なんかでも東京ではコケの養生をして年間1,000万円以上上げている人もいるんですけれども、綾の今のような状態ではとてもその生活ができるような状態ではないということを言ってきておりましたけれども、この募集概要によりますと、業務内容がビジターセンター運営体制の構築というものもあるし、また募集対象の中にワード・エクセル・パワーポイント・インターネット等が日常的に利用できる人ということになっております。彼もそれなりにそういう自分の持っている能力を十分に発揮しながら一生懸命取り組んで、それ以上の仕事もしていました。夜の残業もやっておりましたし、私ども漁協も少しでも運営につながるようにということで漁協の書記を頼んだりなどしておりましたけれども、その中であれだけ努力して時間外にも取り組んで、そこまでしなくてもいいんじゃないかとたびたび言っておりました。日曜日もずっと言わば家庭を犠牲にしてあそこにずっとおるわけです。あそこにおる動植物、魚とかそれの管理等もやっておるわけでありますので、時間外の勤務時間も本当につけてはおりませんけれども、毎日のようにそういうところは見ておりました。 それから、この募集要領の中に、待遇、福利厚生の中に勤務時間中は活動に必要な自動車、パソコン、事務用品を貸与しますと書いてありますけれども、この中で自動車、車を総務省からの資金の流れの中で買っておるということを聞いておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) 地域おこし協力隊につきましては先ほど御説明がありましたように、平成29年度をもってその委嘱期間が終了しております。その後、平成30年4月にあやえきのほうを設立しておりますけれども、その際、起業支援金ということで100万円を上限に補助金を交付させていただいております。その中で自動車等の購入を行っている次第であります。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) その100万円はこの一番最初の総務省からのあれで書いてあるんですが、独立するときは出すというのを、違います。違う。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) あやえきを設立する際に起業支援金ということで綾町から100万円ほど補助金を出しておりますけれども、その原資は総務省からのお金であります。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) だから、その100万円というのは出すのが当たり前なんです。それで車買うのはこれは彼たちが3年間あそこでしている間に買っているでしょう。きのう、きょう買った問題じゃないでしょう、この車は。だから、そこを言っているんです。そのときの1人当たり400万円出ていますね。このお金の中で800万円です、2人で。その中でこの車を買っているんです。結局これは彼たちのものじゃないかということです。わかります。綾町が出しているお金じゃないんです、これは。しかもリースで買っている。そこを聞きたいんです。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) その購入された車につきましては、あやえきの所有であります。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) いや、所有とかそれじゃなしに、お金の出どこです。なぜそれならそういう補助金から買ったのか。それも彼たちの2人が納得しているのかどうかわかりませんけれども、そもそも彼たちの活動費の中で出ているお金です。これ、役場が書いているんです、ここに。活動に必要な自動車、パソコン、事務用品は貸与する。それであれば、別に何も問題ないんです。その車に対しては。でも、こういうふうにうたって、それに乗ってきて1次試験とか2次試験をパスして採用するわけだから、採用の中にこういう過ちがあったらおかしいと思います。これはそれからずっと生きてきていると思います。今後またいろんな感じで募集されるかもしれませんけれども、県内でもやっぱり70名ぐらいの地域おこし協力隊が今動いております。 なぜ言うかというと、テレビや新聞でよそのところの地域おこし協力隊がその地域に対していろんな取り組みをしております。それを知っているから、綾の場合は本当に独立はできるのかと、無理だろうと、今のままでは到底できないと、日向夏のエッセンシャルオイル、あれをするときも言いました。本当にそれでは生活ができないよと。今から先、無農薬で日向夏ができるはずがないと思いながら、いろんな意見を言ってきたんですけれども、全然それも生かされないまま見切り発車みたいな感じであやえきとして運営することで、委員会の中でも本当に不自然である、納得いかないという状況でありました。でも、今回そういう予算の見直しでやめるということになった瞬間に何のために5年間、綾町のために頑張ってくれたのか。足跡すら残さないで去っていくわけですので、若者を育てるという観点からしてみてもおかしいと思います、こういう事業は。本当に若者を育てるということであれば、もう少し慎重にやっていただければよかったんじゃないかなと思っておりますけれども、もう結果が出ている範囲内ではどうもなりませんけれども、この車に対してはもう少し彼らと話し合っていただきたいと思います。支払った分を彼たちに返すとか、そういうふうな感じでやっていかないと、総務省からのお金の流れた経緯が違った方向に生かされていると思いますので、そこら辺のところをよろしくお願いいたします。 その点についての町長の答弁をお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) すみません、ただいまの御質問の車の件に関する御質問のところなんですけれども、ちょっと受けとり方が違っているかもしれないんですけれども、ここの募集要項にあります自動車、パソコン、事務用品等を貸与しますというのは、地域おこし協力隊時代に限った話でありまして、先ほどはその後についての話ではないですか。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) だから、さっき言ったんですが、車を買うときのお金の出どころと。お金の出どころです。これは企画財政課にも聞きました。綾町の財源から出ていればいいんです。総務省から地域おこし協力隊の活動費、年間400万円の中から買っているんでしょう。だから、そこを言いました。そこのところの経費はどうするのかと。 ○議長(日高幸一君) 暫時休憩いたします。(休憩午後1時55分)………………………………………………………………………………(再開午後2時13分) ○議長(日高幸一君) 兒玉議員のほうから質問があった件に対しまして、執行部のほうから再度、答弁をお願いしたいと思います。 また、兒玉千歳議員、交わるところがないかもしれませんけれども、執行部のほうから説明をお願いいたします。 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 私のほうから御答弁いたします。 まず、地域おこし協力隊事業が始まる際に、この制度の内容については、その当時の担当から地域おこし協力隊の方に説明がしてあるということでございました。 その中で、特別地方交付税の中で、この地域おこし協力隊の分の財源といいますか、そういったものは確保しているわけなんですけれども、あくまでも、その先ほど言われました、800万円と言われましたでしょうか、その分については、国から町に地域おこし協力隊の事業をやるための予算として入ってくる分でございまして、その中から車を使っていただくために、地域おこし協力隊の方のために車のリースをその中でいたしております。その分のリース料がこれまで町のほうから支払われていたということでございます。それから、その800万円の中から地域おこし協力隊の分の給料といいますか賃金といいますか、そういったものが支出されているということでございまして、その車については、町のほうが契約を行っているものでございます。 それから、それとは別に、地域おこし協力隊が3年過ぎて独立する際には100万円だと思いますけれども、お金が出ているかと思いますが、その分については御自分たちで車を購入されている部分もあるということを聞いております。また、その他のほうの、その他のものについてもその100万円の中で購入された分があるということを聞いております。 ちょっと、詳しいことは、私、その担当ではございませんのでわかりませんけれども、そういうお金の使い方がしてございます。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 再三言っていますけど、このリース契約をするときに、本人たちに承諾を得ているかどうかです。(発言する者あり)彼らにおりてくる、1人当たり400万円、2人で800万円、その中から車のリース代も入りますよというのを契約上で話をしているかどうかです。そこのところの御答弁をお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) お答えいたします。 国からの、総務省からのお金、1人当たり400万円につきましては、400万円が全て地域おこし協力隊に行くものではございません。先ほど申しましたように、町が地域おこし協力隊の事業を進める上で、1人当たり400万円、2人で800万円の事業費を受けているわけであります。 車のリース料の説明を当人たちにしたかにつきましては、その必要がないというふうに町では思っておりますので、車のその当時のリースにつきましては当人たちへの説明はしておりません。車につきましては貸与をしているということであります。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 今の答弁は、町長もお聞きになられたと思いますけど、そのような状況で、町が採用した人員に対して、そこまでの説明もしないで、いいと思いますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 国からの交付税、この制度についてですね、ちょっとしっかり見ないといけないんですけれども、国から、要するに2人分の、地域おこし協力隊に対して2人分で800万円相当の分の交付金がおりてきていると。これを使って、地域おこしをやってくださいと。その中で、お二人ほど雇用して、それでやってもらうと。その際に、車を貸与しますよ、パソコンを貸与しますよ、必要なものを準備しますよという制度のもので、これ、ほかのものでも一般にこういう形でやられておりますんで、1人に400万円がそういう人件費に全部行くとか、そういうものじゃなくして、これは、その事業をやるために、町が国からいただいた交付金という解釈をしております。 もう一度そのことを確認して、また改めて説明させるようにさせたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) わかりました。やはり、活動費としては、その彼たちが本当に使えるお金とか、内容的にも不自然ではいけないと思います。やはり、そういうふうな条件で車を貸すのなら貸すという内容をちゃんと明記して説明しないと、そういう、車でなくても、もう動けばいいんだとかいうような車でもいいわけですので、ちゃんと、だから、そこ辺の説明がなされてないから、彼たちもそういう今のような状況でおると思います。 それからですね、次行きます、もう。 綾町活性化につながる各種団体の参加者減少についてです。 公民館で、いろいろな奉仕活動とか伝統芸能もやられております。この対象者というか、その参加者が年々もう少なくなって、伝統芸能であればもうやらない地区とか、そういうとこもふえております。花植えに対しても、みんな、役員だから、役だからしょうがないというような感じでやっております。 公民館に入ってくる──参加する世帯も年々少なくなっておりますけど、もう特にですね、この高年者クラブ、壮年会、婦人会に対して加入する人たちが本当に少なくなってきて、いろんな催しというか奉仕活動ができないんですけど、そのあたりの何か対策はないかと思って聞いておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 公民館加入に関しては、平成28年度では、全世帯2,929世帯中2,618戸が公民館に加入しており、89.4%の加入率でした。平成28年度は89.4%。これが、本年度の4月では84.3%。5.1%減少しております。2,454戸ですね、5.1%減少しています。 ちなみに、宮崎県の市町村の平均が74.1%。都城市では61.7%、三股町では63.2%。一方、諸塚村や高千穂町などは100%入っているという状況です。 今後、公民館加入のお願いに関するチラシを作成し、転入手続きのときに配布、説明することや、広報に掲載するなどして、加入促進を図りたいと考えております。また、自治公民館にも協力をお願いしたいというふうに考えております。 壮年会や自治公民館女性連絡協議会につきましては、多少減少していますけれども、地域のつながりの中で地域のための活動をしていますので、それなりの理解をいただいているものと考えております。地域に奉仕する活動に理解を得られれば、必ず会員はふえてくるものではないかというふうに判断しております。 しかし、高年者クラブに関しては、10年前は2,581人の会員がいましたが、現在は9地区594人の会員にまで激減しています。その原因は、役員にさせられるなどということですが、詳しいところはまだよくわかりません。やっぱり、ここのところはしっかり分析して、何でこんなに減ってきているのかということをしっかり、やっぱり考えないといけないと思います。 一方、健康センターが行っている「お達者クラブ」などでは、高年者クラブのない地区でも参加が多いようです。この会には参加するだけでよいこと、高年者クラブのように公民館の清掃などのボランティア活動がないことなどによるものかと思います。この辺にも、一つヒントがあるんじゃないかなという気がします。 地域を地域のみんなで守り、活性化させていくため、また常日ごろの簡単な助け合いから、災害時の安否確認や避難誘導等を行うためにも、隣近所、地域のみんなが、皆様が、ある程度の情報共有が必要であると考えます。 そのために、公民館加入や各団体に加入することは大切なことと考えます。地域のみんなで加入促進、仲間をふやすための広報や活動に、町民と一緒になって協力していきたいと思います。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 今、高年者クラブの活動のことも言われましたけど、高年者クラブにも私も入っておって、地域の本当の高年者に対して、「まあ私は若いから私が何でもするわ」とか言いながら取り組んでおるのと、まあ「お前、若いんだから、やらないと」と言われる、「はい」と言ってやっておりますけど、この壮年会とか婦人会の加入者が、高年者クラブにつながっていくわけです。 今先ほどおっしゃられたとおり、お達者クラブは町がすることだから、何もいらないから出てきてよと言うけど、なかなか、出てこられない。車が、足が悪いとか、ちょっときついとかいうようなときでも、役場の公用車で迎えに来たやらするから、楽しいよと言うけど、なかなかですね、そういうふうに入ってこられないで。 高年者クラブが減っていくのも、だから先ほど町長が言われたとおり、本当に、役員をしてくれる人がいない。この「高年者クラブ」イコール「グラウンドゴルフ」というような感じにつながっていく考えの方と、「高年者」イコール「お達者クラブ」という考えの方がいらっしゃって、あの高年者クラブとは別々だから参加してよと言っておりますけど、なかなか、そこ辺のところがふえない状況であるし、高年者クラブが減っていく現状だと思っております。 だから、この壮年会、婦人会の活動とかその内容をですね、もう少し、もう一回、見直していただいて、気軽に、まあ名前だけでも載しとってもらって、その会合、総会ぐらいだけでも顔を出していただけるような方向で、気軽に参加できるような方向のほうに指導していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それから、次に行きます。 綾町情報システムの立ち上げはできないかというようなことで、今後の綾町発信についても、綾町独自のシステムを立ち上げていただいて、趣味、レジャー、商談と書いてありますけど、いろんな方面で、気軽に、できないかなというようなことを考えております。 先ほど広報委員会で東峰村に行ったときのことも話しましたけど、あそこでも災害情報ネットワークを立ち上げて、いろんな情報を提供しておりますけど、その中で、情報を個人が入れて、個人から発信ができるというようなシステムをつくっております。 今、ほんものセンターにいろんな品物が出ております。個人の方が「きょうはいいトマトがとれたから、ほんものセンターに出しております」というような情報でも、いいんですよ。そうすると、見た人が「ああ、そうか」って思うし、また、ほんものセンターでもいろんな作物、作品とかそういうのが出てきた場合は、ほんものセンター便りというようなことで「本日は何々が入っております」というようなこともしていただければ、リピーターがふえて、ほかの地域にないシステムができると思います。そういうことをちょっと考えましたので、取り組んでいただけないかなと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 兒玉議員の御質問ですけれども、綾町情報システムにつきまして、一応、町のほうでは、平成31年にリニューアルした町ホームページの活用を図ることが、今のところ、図ることを考えております。 リニューアルしたホームページは、スマートフォンにも対応しており、簡単な操作で各課において記事の更新を行うことが可能となっております。 商談については、町のホームページ上で行うことは難しいと思われますけれども、商工会のホームページを充実させていただき、そこにリンクする形はとれるかと思います。 今後、情報更新のスピードアップと充実を図り、町民や本町の関心を持っていただいた方にとって使い勝手のよいものにしていきたいと思います。 今、兒玉千歳議員から御意見いただきましたけれども、これは午前中の御質問にありました、松浦議員からもありましたけれども、地域商社的な発想にも、実は皆さん同じことを考えているんじゃないかなというふうに私、感じました。やっぱり何とかしてですね、情報をより広げることによって、個人個人のPRもそうですけれども、それが大きくなっていって、町のPRになっていくと。 ですから、そういう意見をもっともっと多く集約していって、それをまとめていってですね、これをもっと町内、町民に対してもそうですけれども、町外の人あるいは県外の人にもアピールすることによって、さらに綾の魅力アップにつながっていくんじゃないかなと思いますので、この意見も参考にさせてもらいながら、もちろん商売だけじゃなくて、趣味とかレジャーとか、これは防災関係にも情報共有というのはつながっていきますので、そういうのも含めてですね、いい形のものができればというふうに思います。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございました。ぜひ、観光客誘致や、その購買力アップにもつながるように取り組んでいただいて、町民全員というか、そういう関係者が本当に自分の一生懸命苦労したものが報われるようなシステムを構築していっていただきたいと思います。 次に移ります。 65歳以上が高齢者という定義になっておりますので、その人たちのひとり暮らしの生活環境整備についてですけど、一昨年にも同じような話をしましたけど、何ら対策がとれてないような感じであります。 それと、今、地域の人から言わせれば、芸能人が1人亡くなったら、そういう感じで、ひとり暮らしだったそうねって、亡くなって3日もたっていたとか、そういうような話があって、かわいそうだねというようなこともありますけど、綾町としてもですね、このふえ続ける高齢者の孤独に対して、もう少し親身になって対策をとるべきではないかなと思っております。 1年を通して温暖化であるし、夏場は熱中症が屋内、屋外でも、また昼夜問わず、発生しており、冬場に対してもヒートショックによる状態で孤独死につながっているケースがあります。少しでも早く発見できれば、悪い状態のときにわかれば、ちょっと、そういうことで対策も早目にできるんじゃないかなと思うております。 常に見ている人は、「ああ、あの人は、ちょっと最近歩き方がおかしいね」とか「行動がおかしいね」とか、「朝いつも早いのに、最近遅いね」とかいうようなことでも対策──前もって、そういう対策がとれると思うんですけど、そういうことに対して、私としては、1軒1軒みんなが見て回るということは不可能でありますので、できたら、町として、対策がとれないかというようなことで4点ほど考えております。 1点目が、移動販売車を町営として曜日ごとに郊外の地区を回るというようなことと、あと、今、ふれあいバスを利用していますけど、これはもう個人個人が、これに必要な方たちが、その曜日ごとに回っておりますけど、今は曜日に関係なしでも回るというようなことも聞いておりますけど、この利用者をですね、共同でできるような、グループ制というか登録制みたいな、友達関係でそういうのをつくってするとか。 あと、デイサービスで今弁当の配食を行っております。これも、私が以前、家に来ているときなんかでも、もう弁当をぱっと置いてぱっと帰られるというようなこともありました。これやはり、弁当が必要な方のとこに行くわけだから、やはり顔を見て手渡しするとか一声かけて渡すようなことでしてもらえれば、その方たちも助かるんじゃないかなと思っております。 あとは、郵便配達、新聞配達さんたちにもお願いして、郵便物や新聞がたまってないかというのも確認できると思いますので、そこ辺のところの対策等もとっていただけると助かると思いますけど、よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私も、これ南麓したかね、麓したかね、亡くなってから数日たってからわかったという事案が最近あったのを聞いて、本当にちょっと残念だなというふうに思ったんですけれども、やっぱり見回り体制とか、やっぱりそういうことも含めて、しっかり考えていかないといけないのかなというふうに思っております。 1年を通して安心して生活できる見回り体制、こういうものを、やっぱりそのためには、自助、互助、共助、公助、もう大きくみたらこういうことが必要になってくるのかなというような気もします。 自助、まず自分からですね、やっぱり親族に定期的に安否確認していただく等の対応とかが必要になってくると思います。 また、共助に関しては、日ごろから隣近所に声かけして見回りをすると。そういう関係をやっぱり築いていくことが、そうなってくるとやっぱり公民館とか、そういう団体の活動とかが重要になってくると思います。 また、公助の面から考えると、高年者クラブとかでもそうなんですけど、高年者クラブではシルバーボランティア、ボランティア事業ってございますよね。その中で、定期的に訪問していただいていらっしゃいます。こういうことも本当に協力いただいて、今後気になる方がいらっしゃる場合とかでしたら、民生委員とか、あるいは地域包括支援センターまた社会福祉協議会、もちろん役場のほうとかにもおつなぎいただきまして、地域全体を支える体制をつくっていく必要があると。 特に、災害時、災害があったときなんかですね、災害時要援護者台帳に登録ある方の情報を消防団等と共有し支援をしておりますけれども、避難の支援につきましては今後、防災会議等、避難手順、地域の協力を得ながら、とにかくいろんな角度で1人を、もうみんなで1人の人を見るし、1人が何人か、1人がみんなのためにというふうな形で、もう町民全体でそういうふうに見守り、見回り、観察していくというふうなことに力を入れていきたいなと思います。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 先ほど御意見の中で移動販売車等がございました。移動販売車につきましては、また検討が必要かと思います。 あと、ふれあいバス、支援バスのほうは、また充実をさせていければと思っております。 配食については、一応、見回りというか、その安否確認も含めまして社協のほうに依頼をしているところですので、御意見のありました、顔を見て渡してほしいという御意見は、しかと伝えたいと思っております。 あと、郵便とか新聞配達での見守りですけれども、協定のほうがございますので、また改めて郵便局とか新聞……、営業所ですかね、宮崎日日新聞さんとかにも、またお願いをしてまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 先ほどもありました災害時要援護者台帳というのは、私も知らなかったんですけど、ちゃんとした台帳があって、これから安心カードへつながるということになっておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、最後です。 年齢にかかわらず、足腰の弱った高齢者に安心して自宅での生活が営まれるためにも、不慮の事故によって要介護者にならないためにも、高齢者の自宅の改修・改造の支援が必要と思われるということを言っておりますけど、要介護者になってからは、ちゃんとした対策があるんですけど、この今、昔の家というのはバリアフリーでもないし、まあ必ず昔は中庭があって上がっていくような感じで段差もありました。でも、今でもそういう家庭も見受けられます。転んだり、そういうけがしたりすることがないように、特にひとり住まいのとき、ひとり住まいの方たちは、これといった人が、助けていただける方がいらっしゃらないわけですので、そういうとこに対しては、必要な方にはですね、手すりとか段差のないような方向とか、あとはまた簡単に上りおりができるような何かシステムとか、そういうものでもあれば助かると思いますけど、そういうとこあたりの対策はとられていただけることはできないか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ちょっと整理しますと、質問の内容が、介護認定を受けられる前の段階、(発言する者あり)における住宅の改修・改造について支援できないかということかと思います。 介護認定前の住宅の改修については、介護保険制度では対応は難しいところですけれども、詳しいことは担当のほうから説明させますけれども、産業観光課のほうで住宅リフォーム事業というのを実施しております。この件について、それぞれ件数とか金額とかそういうものがありますので、ちょっとそちらのほうは担当のほうから説明させます。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 今説明のありました住宅リフォーム事業でございます。 自分の持ち家を、町内の施工業者に依頼して改修したりという場合に、1軒、補助額で10万円です。工事費で、10分の1なので100万円のとき10万円という上限の中でリフォームをされる方に補助をしています。 昨年度もですけど150万円の予算をいただきまして、ほぼほぼ使い切っている状態でございます。今年度も予算を150万円、計上させてもらっています。 小さいものから、いろんなもう形で使ってもらっていますので、またそういう形で御利用いただきたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) わかりました。ありがとうございます。 その予算の150万円とか、そういう項目があるということは高年者クラブの会員には──というか高年者の人たちには、まだ浸透してないと思います。 だから、さっきも東峰村が補助事業を一覧表にしているというのは、そこなんです。これ見たら、もう誰でもわかるようなこと。せっかく、そのいいシステムがあるのに、みんなに、町民に周知されてないということがもったいないと。そういうとこが今までもたくさん見受けられておりますので、ぜひ、そういう補助事業の一覧表を作成していただいて、広報あやと一緒に配っていただくとかですね、していただければ、また活用する人たちも多くなるし、町民のそういう、要介護にならないため、保険料のアップにつながらないような──とにかく、不幸にならないための、そういう支援策だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後2時44分)………………………………………………………………………………(再開午後2時53分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 山田議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) よろしくお願いいたします。 まず初めに、使用されなくなった公共施設の再活用について、よろしくお願いいたします。 まず1、国費で建てられました北俣保育所、築何年になるんでしょうか。もう対応年数が過ぎているのかどうかも聞きたいところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えいたします。 北俣保育所の件ですけれども、町内の私立の保育施設の建てかえ等によって、北俣保育所の園児の入所数の減、それから施設の老朽化による維持管理費等により、今3月末をもって廃止することとなっております。 この閉園後の再活用については、具体的にまだ決まっておりませんけれども、いろんな意見が来ております。施設は高齢者が集いの場として使いたいと。その中で敷地に関しては麓地区がグラウンドゴルフの練習場として利用できないか、そのような要望が来ております。ただ、グラウンドゴルフとしましても、あそこの園庭だけでは不十分で、さらに周辺の用地も取得しないといけないというふうなまだまだ問題も抱えているんですけれども、今後、いろんな意見を聞いて、その中からしっかり内容を検討して適切な施設として再活用できるよう努めてまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。 老朽化が進みということですので、どのくらいの年数がたっておるのかというのと、それと雨漏りがとても深刻になっているということで、雨漏りを何度も修繕をしましたけど、また雨漏りするというところで、そのところに対してはどのような、またそこの雨漏りを修繕してまた活用するとか、それとかまたは、そこのところだけはもう壊したりとか、そういうところまでは考えていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 北俣保育所につきましては、昭和58年の4月に開所しております。36年経過をしております。雨漏り等は随分前からしておりまして、私が課長になりましてからもう3回ぐらい修繕をしております。今後、高齢者とか何かの形で再利用する場合には、その部屋は除外をして使っていただくか、今後考えてまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 場所的にはとてもいいところだと思いますので、いろんな活用法を考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 2番目に綾川荘手前のゴーカート跡地と管理棟ということで、トレイルセンターのことについてお聞きしたいと思います。 とてもあそこは、私が子どもが小さいときには利用させていただいた覚えがあります。また、若いときにはあそこで遊んだりもしました。その管理棟とゴーカートの跡地がそのままになってしまって、いつごろからもう古びた感じになってしまったのかがとても残念でたまりません。 これは管理棟とか跡地とかいうのは、まずはどこの所有であるかを聞きたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。
    ◎町長(籾田学君) あそこは産業活性化協会、綾川荘とか、てるはの森の宿と同じように活性化協会のほうで運営、管理しております。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) トレイルセンターの施設そのものは町のものでございます。綾川荘とてるはの森の宿と同じ形で一括して指定管理として、今、綾川荘に管理運営をお願いしている形になっています。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 管理棟は綾川荘が管理しているということなんですけど、内容的にはどういうことをされているんでしょうか。それとその再活用としては、どのようなことを考えていらっしゃるのでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 今、綾川荘に管理をしてもらっていますけど、現状は綾川荘の物置みたいな形に、今、なってしまっています。形を見られた方からいろんな御指摘をいただいているのも事実でありまして、一方では具体的に名前をちょっと差し控えさせていただきますけど、利用したいといった声も中にはいただいているところであります。そういった声を聞きながら、今後どのようにして利活用していくかというのを検討させていただきたいと思っています。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 利用する場合のお値段とか、まずはその中にあるようなもの、真新しい自転車とか椅子とか、本当にいいものがいっぱい入っているんですけど、そういうものとかは、もうごちゃまぜの中での利用とかになるんでしょうか。それとももう全て町のほうが中をきれいにして、どうぞというふうな活用法になるんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 中に入っているものは、言われるように自転車であったり椅子であったりというのが、まだ使えるものがたくさん入っていると思っています。利活用される側からの提案としては、あそこの中を1回まっさらにしてもらって、後を自分たちで改修して使ってもらえないかという話を、今はさせてもらっています。というのは、町があそこにお金を入れてまでも、あと家賃回収というのはなかなか厳しい状態であると思っていますので、中を空にした状態でお貸しして、自分たちで改修して使っていただけるんであればというお話を、今、させてもらっているところであります。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) いろいろな活用ができるかと思いますので、いろんなことを考えていらっしゃる方もいらっしゃいますので、これももしかしたら観光まちづくり専門家招へい事業の一つになるかと思いますので、いろんな話を聞いていただければと思っております。1つの考えじゃなくて、いろんなことを考えてもらったらと思いますので、よろしくお願いします。 3番目の川中キャンプ場と管理棟のことについてお伺いしますけど、あそこも私たちぐらいの年の人たちに聞いてみれば、あそこでキャンプをしたとかいう話になっております。それが本当にああいう状態になってしまって、ごみだめになってしまっております。あそこも産業観光課の持ち物になるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 川中キャンプ場についてでありますけど、昭和49年度から開設され、テントを設置して夏休み期間中だけに限って開放させていただいていたところです。ところがキャンプ形態も屋外テントではなくケビン等に変わってきたことから、平成14年度をもってキャンプ場としては閉鎖をし、現在は川中自然公園という位置づけで管理をしているところであります。 現在は森林セラピーの拠点として、また中には個人的にキャンプを楽しまれるという方もいらっしゃるようであります。環境的には自然を満喫できるすばらしいところでありますので、これから計画しますトレッキング計画の中に位置づけをしたり、新年度に計画を進めています小林市須木村との県道宮崎須木線を活用したサイクルイベントでの活用など、今後の活用についても十分検討してまいりたいと思っているところであります。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。 私、まちづくり協議会のほうで一生懸命あの辺をきれいに整備しておりますけど、本当もったいない、どうしてこういうふうになってしまったのかというのが残念でなりません。そのところをちょっと聞かせてもらえればと、なぜ綾川荘のゴーカートやトレイルセンターにしても、川中キャンプ場の管理棟にしても、なぜああいうふうになってしまったのかという検証はされたのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 検証されたといいますか、少なくとも私が就任してからは、あそこを細かく見て、どこどこに問題があるかということはまだやっておりません。ただ、考えますに、川中キャンプ場にしてもそうですし、綾川荘のところにありますトレイルセンターとか、あそこにこのレールが引いてあるところとか、正直誰も、今、足を運ばないといいますか、そういう中で本来の魅力が伝えられていないと。でも、魅力を発するためにはそれなりにパワーが必要になります。お金も時間も必要となります。じゃあそこまでかけるかということで、予算づけしてこなかった資料を見せて、何もしてこなかった、そのまま放置してきたというのが現状じゃないかなというふうに考えております。 今朝ほどからいろいろ話しておりますけれども、綾町の魅力を発信するためにいっぱい魅力的な資源はたくさん綾町にはあります。今言われたものもそうですし、そのほかにも吊り橋の横の照葉樹林文化館とか、そのほかにもたくさんありますけれども、こういうものを全部テーブルの上に上げて見て、本当に使えるもの、有効なもの、どういうふうな使い方をしてきたらいいかと、いわばそういう意味では魅力をもう一度再発見してそれを伝えると、そのためにはやっぱりもう一つ基礎上げしないといけないと。なぜかというと、そこは入り込み客の人数と今の人数では、そこまで皆さん見て回らない。いいところ、吊り橋とほんものセンターと酒泉の杜というのが中心になってくると思うんですけれども、もっとより多く来てもらって、より多く滞在してもらう中で、そういうものが活用されてくる機会というのが出てくると思いますので、そういうところをしっかり総務省の専門の方にアドバイザーとして見ていただいて、その方に全部依存するわけじゃなくて、最後は、主体性はこっちがもっていかないといけないというところで、いいアドバイスをもらって、それに向かって本当に実現、実行可能なものと、持続可能なものという形でやっていかないとすたれてしまいますので、そこのところをこれからしっかりやっていきたいなと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。 持続可能なものとして、活用していただきたいと思います。 川中キャンプ場としては、子どもたちが活用していいところだと思います。子どもたちのキャンプ場として、綾の子たちが使えるようなことを考えているようなことはないでしょうか。教育長。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 私もあそこには、年2回、神社の祭りで行かせていただいておりますけど、本当にすてきな場所で、いつもあそこに行くと心が洗われる感じがするんですが、今のところ学校関係でそういう話し合いをしたことはないです。ただ、本当に、今、子どもたちの心の教育を始め、森林セラピーとか、いろんな心に課題を抱えている子もたくさんいますので、そういった観点から、今一度別な観点から観光とかそういう誘致じゃなくて、綾の子どもたちが本当に心を育むようなことでああいう施設を再生していくというのは、非常に価値のあるというか重要なことだとは思っておりますので、今後またしっかり研究してまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 災害時のことを考えたときに、子どもたちがその自然体験をするという、火をおこしたりとか、自分たちで御飯をつくったりとか、そういう魚釣りをしたりとか、どこにいても自分は災害に遭ったときには、そこで対処ができるというぐらいの子どもたちに育てていかなければならないと思っております。子どもたちがせっかく自然の中で生活していて、この自然を使わないというのはもったいない話だと思っております。川はだめ、山はだめ、あれもだめ、これもだめと言っていると、本当に子どもたちは家の中から出られなくなってしまうのだと思いますので、子どもたちのためにいろんなことを自然でできること、お金をかけずにできることはいっぱいあるかと思います。それを教えてあげたりとかいうところがあるといいなと思っております。子どもたちは絶対、綾の子たちというのは自然がありますので、それを種にはばたいてもらえれば、また自然に帰ってくれると、最後には自然が一番だと思っております。綾は絶対何があっても大丈夫と思いたいんですけど、後のほうでまたコロナウイルスのところでまた言いたいと思いますが、まずは子どもたちのことを考えて、将来20年後のことを考えていただきながら、いろんなゴーカート施設にしてもそうですけど、20年後、30年後のことを考えながら、綾のことを考えていただければと思っています。よろしくお願いいたします。町長、答弁をお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) はい、ありがとうございます。 今の山田議員からの質問の中で、ふと思ったんですけれども、今、確かに川で遊んじゃだめとか公園だけでしなさいとかというふうに世の中なってきているんで、それをまた逆行させるのは難しいのかもしれませんけれども、逆にそれが綾町にとってよそにはないようなこれだけ自然があるところで、しっかり安全性も確保されながら自然とともに共生して、持続可能な発展を目指すというところの一つにもなってくるのかなと思います。これだけの自然があって、その中から癒されて森林セラピーもそうですし、ホースセラピーもそうですし、いろいろなところでよそにはないような魅力がたくさんあると思いますので、いろんな角度から楽しめる、そして綾に来てもらえるような、そういうふうなまちづくりというのを目指していきたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 自然には安全はありません。確保はできません。危ないです。なた1つとるだけでも、子どもたちは手を切ります。もう本当に火をおこすにしてもなかなか火はおきないし、危ないです。火を見るというだけでも子どもたちは、今はないと思いますので、電気のガスにしたって、全て電気で賄っておりますので、火を見るだけでも子どもたちはなかなかそういう機会等はありませんので、安全なことはないと思います。ちょっとしたら火はつきますので、手にばあっとつきますので、そういうことに対しても、水から浸かったら川の中は水の流れで足をとられるとか、そういう自然体験とかいうものをここは危ない、多分高齢の方たちは本当にそういう体験をして自然の怖さを身につけられたと思いますので、子どもたちにもそういう危ないことをさせてあげてもらえるような教育、安全安全じゃなくて、危ないこともあるんだよということを念頭に置いて、教育も行ってもらいたいと思いますけど、教育長よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 貴重なご意見ありがとうございます。 ことしは10年に一度の小学校の指導要領の改訂の時期になっております。教科書が全て来年度から変わっていきます。来年度は中学校が改訂ということで、再来年度から中学校は変わっていきます。その関係で、今、2年かけて小中学校の総合の学習の時間の年間計画、カリキュラムを全て新しく見直しております。ことし、小中学校の先生方でプロジェクトチームをつくって、今の小中学校の校長先生や先生方の思いも入れながら、教育委員会の考えも入れて、今は一緒になってそのカリキュラム編成に取り組んでいるところであります。 その中で、皆さんから出てくる意見の中で、やっぱり山田議員から出たようなこともたくさん出ております。自然生態系農業の町だから、小学校はやっぱり年間10回ぐらい、実際農家に行って農業体験をしたほうがいいんじゃないかとか、あるいは綾町が今まで育んできたこの有機農業だけじゃなくて、名水百選に選ばれているほどきれいな水がどうやって生まれているのかということで、やっぱり森林と水の関係とか、小学校高学年では、実際そういう水に入って水の透明度の1年間の変化とか、そういうものもしっかりとした県の施設と連携して水質検査をやったりとか、あるいは女性の会が水を守る活動をやっていらっしゃるけど、そういったものも小学生と一緒にやったほうがいいとか、あるいは山田議員がおっしゃるように、今の子どもたちというのは、そういった自然体験が非常に少ないので、実際にキャンプを親父の会が中心となってやるような、そういうことをすることによって、自己防衛力というか、危機管理能力というか、実際に体験しないとそういう能力が身につかないんじゃないかという意見も先生方の中から聞かれております。 そういったことを総合的にいろんな意見を聞きながら、できれば12月議会、9月議会でも質問にお答えしたように、その最終決定等の場面では、議員の方々もそれぞれのクラスに入っていただいて、そういった議論をするようなそういう取り組みも今後、今までやっていた子ども議会とか、子どもの意見を聞く会だけではなくて、議員の方々の意見も子どもたちと一緒にそういう機会もできたらいいなというふうにも考えておりますので、本当に山田議員がおっしゃったそういう貴重な意見も、早速、今週、来週でそういった会議も予定されていますので、またお伝えして十分検討してもらうようにしていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今まで、なぜやらなかったんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 毎年毎年、カリキュラムというか総合学習の時間を変えるというのは、基本的にはどこの学校でもやっていないと思っております。10年に1回教科書が変わります。カリキュラムが変わります。そういったときにそれぞれの副読本も、ことしは副読本も改訂を行っております。小学校3、4年生の社会科の副読本ですね。その作業が実際終わりましたので、次に手がけるのが総合学習の時間だと思っておりまして、ことしと来年2年間でやろうというふうに考えているのは、ことしが小学校の指導要領の改訂、来年度が中学校の指導要領の改訂ということで、ことし、来年という形で2年かけて、まず小学校のカリキュラムがある程度固まった時点で、その小学6年間で学んだことを中学校でどういうことを学ぶかということを検討して、2年をかけてつくるということで、綾のこと、綾のすばらしさを全てじゃありませんけど、できるだけ多くの綾のことを自分たちで体験して知って、その綾のよさ、綾のまたいろんな課題等をはっきり自分たちが自覚して、綾を卒業するときには自分の言葉で綾の自慢を県外に行っても、日本全国、あるいは世界中に散らばっても、いろんなところで綾の卒業生は綾のことを自分の言葉で多くの人に伝えられるような、そういった経験や体験や能力を身につけて、そういった子どもたちを育てていきたいというふうな思いで、今、カリキュラム編成を行っているところであります。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ことしのカリキュラムということでしたので、今3月ですので、もう既にできているのではないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 先ほどから答弁しておりますように、小学校の指導要領の改訂がことしです。来年が中学校の指導要領の改訂です。2年間かけてやるというのは、小学校のものをある程度、ことしから来年の4月ぐらいまでに暫定的につくって、その後、中学校のも一緒につくっていくんですけど、夏休みぐらいにその出来上がったカリキュラムをお互いにこう見比べて、最終的に夏休み中につくり上げて、多分、9月、10月以降ぐらいに実施、運営をして、実際に動かしてみて、最終的には来年の3月ぐらいに完成という形をみるのではないかというふうに考えております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) わかりました、ありがとうございます。 それでは、2番目の水道管の老朽化についてお伺いします。 これまで、綾では水道管の材質を硬質塩化ビニルライニング鋼管か、もしくはステンレス製管、もしくは樹脂管、この中のどれに当てはまりますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 綾町内で最も多く使用されているものは、硬質塩化ビニル管、いわゆる塩ビ管で95%、次にポリエチレン管と、主に県道部分ではタグタイル鋳鉄管というのを使用しております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 硬質塩化ビニルライニング管ということでしたので、これは耐久年数が20年から25年となっておりますが、これを行った時期とかいうのはおわかりでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 町内約60キロ、水道工事が始まったのが昭和46年、今から48年前になります。どこにこういった管が埋まっているのはわかるんですけど、どういったものが使用されているのかというまで、ちょっとわからないと思っております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 既に耐久年数は過ぎているかと思っております。 本来、ステンレス製管、または樹脂管でしたら、40年ほどの耐久年数があるというふうにお聞きしておりますが、その硬質塩化ビニルライニング管の場合には、本当に20年から25年と聞いております。そうなると、既にこの水道管が破裂しそうなところが多発しているかと思います。去年、おととしはかなり漏水していたということを聞きますので、そのような計画的に水道管の工事は行われる予定はあるのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 昨年度なんですが、うちのほうで水道事業基本計画というのを策定いたしました。それに基づきまして2050年度までの30年間の主要施設や老朽管の更新を行うこととしております。 まず、最初に水源地など重要給水施設や基幹道路と、あと配水管と漏水が多い地域などを、優先順位を決めて行う予定としております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今まで、計画はつくられていなかったのでしょうか。漏水したら修理する、あっちが漏れたらあっちを修理するということで、計画的には去年ぐらいからされていることが計画的ということになるのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 議員お見込みのとおりでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) かなり60キロというキロ数も出てきておりますので、今からやっていかないと、ましてはこれで地震が来たときには、水が来ないというふうなことにもなるかと思っております。どうなんでしょうか、そういうことを……町民の皆さん、本当にそういうことは知らなかったと思うんですよね。本来ならば水道管を計画的に見直ししないといけないというのはあるんですけど、これは全国的なものみたいで、水道管の老朽化というのは全国的に見ても各地域で問題になっていることで、その問題になっているというのが、その水道管を工事したとき、水道管を入れたときに、その工事の監督さんがその人しかそれをどこに埋めた、何をしたとかいうのは頭の中でしかないそうなんです。綾もそういうふうに水道管の工事をしたときの方が、頭の中にあるだけで、その頭の中にある配置図とかいうのはあるのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 町が設置しました水道管の管網図、紙ベースとあとシステムにてございます。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 全てそれは紙ベースになっているのでしょうか。ここにはもう何か入っているかわからないということはないのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 紙ベースにつきましては、地図上に落としておりまして、システムのほうでは、その詳細に道路の右側にあるか左側にあるかというのまでわかります。ただ、システム上につきましては、ちょっと古くなっておりますので、これも随時更新が必要かなと思っております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。 そうすると、今から30年間かけて水道管のやりかえを行うという、もしかしたらこれは急ピッチになるかと思うんですけど、その場合の水道料の値上げとかいうのは、考えておられるのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 30年かけて水道等の工事を行っていくんですが、約25億円費用がかかる見込みとなっております。この財源は起債を充てることになりますけれども、料金改定は必要だと思っております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 25億円というものがかかるということで、これは早いうちから手を打たないといけないと思いますので、値上げというのはいつごろぐらいから考えておられますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 料金の改定の目安といたしまして、町民の皆様のご理解をいただきながら、令和3年6月1日からと考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 町長、このことに対して、とても大事なことだったと思います。一言、答弁よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 町内に布設してありますこの水道管の件ですけれども、かなり老朽化しているというのは以前から聞いておりました。私も就任する前からもかなり古くなっていますよと。先日もうちの近くで突然水道管が破裂して、山の上から水が流れてきたとそういうことで、かなり古くなってきておりますので、これを今後、新しいものに変えていかないといけないですし、やりながらと言いますか、そういう漏水等が発生したところはもちろんなんですけれども、計画的にやっていくと。そこに対しては、先ほどありましたけれども、料金に関しても町民の方にご負担いただくことも出てくるかと思います。しかし、これがなくては、ライフラインとして非常に重要であります。災害等があったときも、これがないとすぐ復旧とかできませんので、そういうのはしっかり計画をお見せして、そこで町民の理解をいただいて、今後、進めてまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 町民の本当に理解を得ながらやらなくてはならないこと、料金の改定をしなくてはいけないもの、そういうことを丁寧に説明していただければと思っております。本来ならば、これというのは着実にやっていかないといけなかったことだと思っておりますので、今後はその計画に伴ってやっていただければと思っております。よろしくお願いいたします。 3番目の医療体制についてお伺いいたします。 1番目の入院施設がないという、綾には入院施設がないというのはこれまた困ったもので、国富町まで行かないと入院施設がないと思っております。この状況をどうお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 平成27年に綾外科医院が入院を終了して、町内ではそのときから入院できるそういう施設がなくなりました。現在、近いところでは国富町と、そして午前中の橋本議員からの質問がありましたけれども、二次医療圏で宮崎市を含めたところで、今後、新たな有床診療所の開設、そういうのが計画される場合には、いろんな形で宮崎市、国富町と連携しながらやっていかないといけないと思っています。なかなかこの綾に来てください、開業してください、そして入院施設をつくってくださいと言っても、はいそれで来ますというのはなかなかすぐにはないかと思いますけれども、この綾のためにそういう方がいらっしゃれば、ぜひお願いしたいと思いますし、あるいは国富町、宮崎市のほうとも、そこに対するアクセス、交通の便等もしっかり考えて、そちらの対策もこれから工事の必要があるというふうに考えております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。
    ◆議員(山田由美子君) そういう先生がいらっしゃるといいと思っております。 なぜこの話を聞くとなったかというのは、今はコロナウイルスのほうが、もうWHOのほうでパンデミックが起こっていると。それを踏まえた上で、最悪な想定をしないと町のほうも対策をいけないと思っております。最悪な想定というのは、もう本当に医療崩壊起こしたときにという前に、綾では医療崩壊の崩壊をするところはない、入院施設がない、そうした場合に仮にじゃないですけど、本当に仮にですよ、コロナウイルスが蔓延しましたと、このまま終息すればいいですけど、最悪の場合蔓延しました。そういうことをお考えになったことはありますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 役場内にこの新型コロナウイルスの対策本部をつくりまして、そのときにまだ最初は宮崎県で感染者は出ていなかったんですけれども、次のステージとして、もし宮崎県で出た場合にはどういう対応をしようと、その次、もし綾町で出た場合にはどうしようということも想定して、これから対応していかないといけないということは、その対策本部の中で話しました。 現在、宮崎県で出ているんですけれども、今朝のニュースなんかでも本当にコントロールできない、韓国とか、イランとか、イタリアとか、もうあのあたりはコントロールできなくなってきていると。日本はまだまだできているんでしょうけれども、一部の地域では予期せぬところから名古屋とか北海道とか、あちらのほうで出てきていると。もし、この宮崎でも綾でも出てきた場合ということを考えて、本当に心配なんですけれども、これはやっぱり1町だけで対応できるものでは決してありません。もちろん宮崎県とも連絡をとって、宮崎市、国富町とも連絡をとって、ですから常に国のほうからもそうですけれども、県のほうからもそういう情報は常に共有するような形にして、何かあったときにうちだけじゃなくして、もう皆で全県上げて、あるいは日本中上げて対応するということが必要ではないかなと思っています。綾町だけでどうのこうのということじゃなくて、もちろん自分たちのことは自分たちで守りますし、より感染が広がらないような町民への連絡事項とかはもちろんやっていきますけれども、もし災害が発生した場合等は、しっかり国・県と一緒に対応してまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 既にもう国ベースでは、災害が起きているという認識をもっていかれたほうがいいかと思います。綾にいつ来てもおかしくない状態だと思います。いろんなところに出張に行かれたり、いろんなとこから旅行から帰られたりとかしておりますので、そこから感染するということもあり得ますので、本当に最悪の状態を考えていってもらえたらと思います。 ましてや、今、児童クラブのほうが37名ほど、児童クラブのほうに登録されていて、子どもたちは毎日20人ほど来ていますということでした。一応、まだ余裕があるということで対応ができますよという話でしたので、あと何名ほど余裕があるかお聞きしたいと思います。児童クラブ。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 児童クラブの定員は70名ですので、登録自体は57名です。13名ほどの登録は大丈夫かなと。利用していただいているこの休業期間に入りましてのご利用は、20名から35名ぐらいの間のご利用があるということを聞いております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 午前中の橋本議員からの質問の中で、お母さんたちが毎日お昼御飯が大変、おばあちゃんがお昼御飯を用意するのが大変ということで、綾町はそういうお昼御飯に対して、そういう配食じゃないですけど、ほかのところでは子ども食堂がお昼御飯を提供しているというところも、お弁当を持って行っているというところもあるということを聞いております。そのことに対して、答弁がなかったように思うんですけど、答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに、今は学校が休みになって、子どもたちが自宅にいると。その中で一部、そういう児童クラブ等で行っていて、その食事のほうとかというのも対応していかないといけないと思います。これがどのぐらいまで続くのか、今、ニュース等では温かくなれば通常はインフルエンザとかそういうウイルスだったらだんだん少なくなっていくという話ですけれども、このコロナウイルスに関してはそれが適用できないかもしれない。そうなってくると5月、6月とか温かくなっても、まだまだ続く可能性もありますので、その動向も見ながら、本当にやっぱり苦しい生活、あるいは子どもたちを育てる保護者の方とか、そういう不便を感じてらっしゃる方があれば、もちろん役場のほうにも連絡していただきたいですし、あるいは、近くの民生委員とか、公民館とか、近所の方にもぜひ話してもらって、みんなで共助、そしてさらには公助していくという形をとっていきたいと思います。役場のほうにも、前回のインフルエンザ等でそのときに備蓄したものもございますけれども、先々を見て、本当に必要なところには、そういうものを提供していく構えでもありますし、そういう事例があって、個人単位でもありましたら、生活面等もご連絡いただけましたら、支援できるようにしてまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 本来ならば、本当、児童クラブに預けずに家で見ていたほうが本当はいいのかもしれませんけれども、どうしてもそういう事情、仕事をしなければならない、そういうお母さんたちは、どうしても児童クラブに預けて仕事に行く、ましてや夏休みと思えばいいのかもしれませんけれども、そういう状況ではないと思いますので、夏休みだったら外で遊んでみんなで集まって遊んでたりとかすることができるかと思いますが、今、そういう状態ではなく、家からは出たらいけない、児童クラブなら、外で遊びはできますけど、その後の友達のところに行ったりとかはしないとかいうふうにはなってるかと思いますが、そのあたりでイオンに行ったりとか、映画館に行ったりとか、そういうことがなされているという話もちらっと聞いております。その点、教育長としては、どういうふうな対応をとられておりますか。イオンに行ったりとか、映画館に行ったりとか、遊びに行ったりとかしているところもあるみたいです。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 貴重な情報ありがとうございます。 登校をしないようにということでしばらく経っておりますが、その間、いろんな状況が見受けられます。当初も、すぐ公園でみんなで遊んでいる状況とかいろいろあって、そういう状況があったら、すぐ学校のほうに連絡をしてくださいということで、地域のほうには、学校のほうは連絡をしたようです。 そういう状況に応じて、学校のほうは、メールを送ったり、電話等で連絡をしたり、あるいはホームページ等に掲載したり、いろんな手だてをとって、子どもたちには徹底を図っている状況であります。 綾では、今年から本当、綾町の御理解というか、議会の御理解もあって、今年ICTの国の予算がついたということで、一緒にICT支援員を入れております。このICT支援員というのは、ICTもスペシャリストで、例えばIBMとか富士通とかそういったところで仕事をしている人を派遣していただいて、小学校も中学校も実際に1人ずつ入っていただいております。 昨日、ちょっとテレビのほうで、自宅学習期間中に子どもたちの学習をどう成立させるかというのがユーチューブで流れたということで話題になっておりましたが、綾小中学校では、このICT支援員が、全員の家庭に、全員パソコンがあるかどうかはまだわからないんですけど、一応携帯とかパソコンがあるところは、そこにICT支援員がメールを送っております。そこをクリックすると、すぐ学校のホームページに飛ぶようになっています。そこに飛んだら、それぞれの先生がいろんな宿題とか課題を子どもたちが見れるようなそういうシステムも綾独自に作っております。これは、全国初の取り組みで、多分マスコミ等が聞けばびっくりするような内容ではないかと思っております。 そういう部分も使って、小中学校では、そのような状況は即座に家庭に連絡できるようなそういったシステムをとっておりますが、何分我々が掴んでいないそういった情報については、申し訳ありませんけど我々のもうちょっとしっかりそういうところを把握する努力が必要なのかもしれませんが、すぐまた学校のほうに連絡をしたいと思いますので、そういった対応は、それぞれ小中学校でしてくれるものと思っております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ICT支援員の方にしていただいているということですね。インターネットがありますので、今そういうことでいろいろなことができるかと思っております。授業もできるかと思っております。 子どもたちは外で遊びたいと思っているかと思いますけど、ここは何とぞ命のほうが大切だと思っております。子どもたち一人一人の命を守るためにも、みんなで本当にこの危機を乗り越えないといけないと思っております。綾だけは違うよ、綾は田舎だから来ないんだろうという話ではないと思っておりますので、まずは、手洗いうがいとかいうことを今本当にやっていかないといけないと思っておりますけれど、テレビをつければそういうことばっかりだと思いますが、防災無線とかいうのがありますので、そういうところで、今、これは災害だと思っております。災害のためのあれは防災無線ではないかと思っておりますので、そういう防災無線を使っての活用方法とかいうことは、考えてらっしゃいますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 昨日も第4回の新型コロナウイルスの対策本部の会議を開きまして、今後の対応、特に学校関係のところとか、こちらのほうをどうするかと、休館、あと町の施設、公の施設等の閉館・休館等のそういうのを打ち合わせしたんですけれども、こういうものの伝達、やっぱり最もスピーディーに伝えるためには、やっぱり防災無線というのが有効じゃないかなと。インターネットとかそういうのにも、もちろん掲示しますけれども、やっぱり見る方がどうしても限定されると。ですから、まずは速やかに周知徹底させる、次のステージ、フェーズに入った場合とかも包み隠さずちゃんと報告するということも含めて、防災無線等を今後とも有効に使ってまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今現在、マスクの在庫はどのくらいになりましたでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) マスクの在庫でございますが、これ口蹄疫のときに整備したものがそのまま残っております。こちらの1万5,000枚については、そのまま手つかずであります。 で、そのほかの各課が備えているものがあります。これは、この備蓄の1万5,000枚とは別なんですけれども、各町立の保育所、保育園、幼稚園。ここにそれぞれ、これまで900枚出しております。 それから、学校の行事では、小学校、中学校の卒業式が予定されてますので、そちらに全員ではないんですけれども、持ってこられなかった児童生徒に対しての予備っていうことで、学校から要望が来てますので、そちらも準備したいということで考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今お聞きした中で、町立保育所、保育園などに900枚ずつでしょうか、900枚でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 900枚です。全体で900枚ということです。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) コメリのほうで災害提携企業となっており、でそこからマスクを確保するっていう話をこの前聞いたんですけど、確保はできましたでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) マスクについては、なかなか納品が行われないということで、見込みとしては、4月以降になるということで聞いております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 消毒薬は、十分に足りていますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 消毒液については、備蓄として家庭用洗いのエタノール100ミリリットル15本、それから、消毒液4リッターが8本、1リッター10本。 これは、3月11日に追加で来たということで、消毒液20リッター1箱というようなことでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今、非常事態と思っております。本当に出ないことを本当願うばかりですけど、こういうときこそ本当に町長が言われた通り、自助、共助、公助、そのところが問われるかと思います。 みんなで子どもたちを、今、近所の人たちと一緒に何かをするっていうこともちょっといけないのかな、接触するのもいけないのかなと思いますが、何か手伝いができることがあれば、みんなで手伝うというふうな形に持っていければと思っております。みんなが家族というところで、町民のみんなが家族っていうところで、一人もそういう目に遭わない、子どもたちも寂しい思いをしない、そういうことはできる町、綾町であってもらいたいと思います。 その思いを最後に町長から聞いて終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 山田議員がおっしゃられるように、ここは、一個人で防げるものでもございません。本当、町民全員にお知らせしてみんなで守っていくと。 先ほど、マスクとか消毒液の在庫の数字ありましたけれども、正直言いまして、人口7,000人が、2枚使ったらなくなってしまうんですよ。ですから、今そういうところで、本当に必要なところに今後どのくらい続くかわからない、納品のほうもいつ入ってくるかもわからないような状況なので、この大切な、こういう防げるものを有効に使っていきたいと思いますし、身の回りにできることから、まずは、石けんで手洗いする、うがいをすると。これであれば、今家にあるものでも十分防ぐことができます。そういうところから、皆さんに、一人一人に、身の回りの人に伝えていただいて、全員でとにかく守っていくと。 私は、日本人だったらできると思います。そのイタリアとか、イランとかああいうところってのは、もう濃厚接触ではないですが、すぐ、何とかハグしたり、ハイタッチしたりとかっていう感じですけれども、その点、しっかりこういうことに関しては、いざというときには、みんな協力してやっていきますし、何とかこれがおさまるまで国民全員で力を合わせて、これが広がらないようにしていく必要があると思いますので、町民皆さん協力していただいて、これを乗り切っていきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 山田議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(日高幸一君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後3時52分)──────────────────────────────...